工場と運河に挟まれた駅

新芝浦

しんしばうら
Shinshibaura
新芝浦駅
新芝浦駅駅舎。2003年6月14日

道路と工場のそばに

新芝浦駅ホーム(奥は海芝浦方)
写真1新芝浦駅ホーム(奥は海芝浦方)。2007年4月22日

浅野駅を出た海芝浦行きの電車は、左に運河、右に道路および工場という風景の中を淡々と進み、東芝京浜事業所の前にくると速度を落とし、新芝浦駅に到着します。

この先に道路はありません

新芝浦駅ホーム(奥は浅野方)
写真2新芝浦駅ホーム(奥は浅野方)。2007年4月22日

浅野からの平行道路はこの東芝京浜事業所へ至る私道ですが(一般車両の通行は可能)、この新芝浦駅前から先は自由に出入りできる区画はなく、鶴見線が工場の敷地内に乗り入れるような形になっていきます。

運河がすぐ脇に

新芝浦駅下りホーム
写真3新芝浦駅下りホーム。運河に面しています。2003年6月14日

新芝浦駅は、工場の正面ということもあって通勤利用が多い駅です。運河のすぐ脇にある駅で、下りホームに立つと、ざざんと波が打ち寄せる音が伝わってきます。

構内踏切で連絡

新芝浦駅ホームから構内踏切を見る
写真4新芝浦駅ホームから構内踏切を見る。2007年4月22日

相対式ホーム2面2線から成り、上りホーム海芝浦方にある駅本屋と下りホームは構内踏切で連絡しています。

木造駅舎が健在

新芝浦駅駅舎をホームから見る
写真5新芝浦駅駅舎をホームから見る。2007年4月22日

駅舎は木造平屋建てで、窓口部分は板張りされており無人化されて久しいことがうかがえます。

駅舎内はがらんどう

新芝浦駅駅舎内
写真6新芝浦駅駅舎内。2007年4月22日

改札口のラッチは撤去されていますがスペースは非常にゆったりしており、工場勤務の従業員を多数さばいていることを示しています。

この先は単線

新芝浦駅駅前
写真7新芝浦駅駅前。2007年4月22日

新芝浦の先で鶴見線は単線となり、いよいよ海芝浦へ向かいます。なお、新芝浦駅の先から専用線のレールが東芝工場敷地内に分岐しています。

乗り場

番線表示はありません。

  • (西側)鶴見線上り 浅野、鶴見方面
  • (東側)鶴見線下り 海芝浦方面

駅名の由来

東芝の前身、芝浦製作所の工場最寄り駅として設置されたために命名されました。「新」を付したのは、東京にあるオリジナル地名の芝浦と区別するためでしょう。

歴史

浅野から分岐する支線として、1932年6月に浅野-新芝浦が開通しました。1940年11月に海芝浦へ延長されるまでは、支線の終端駅となっていました。開業当初から一般駅で、1982年11月15日にいったん貨物営業が廃止されたものの、国鉄民営化の際に再度貨物営業を再開しています。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1932年(昭和7年)6月10日
開業。

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

確認中。

このページの先頭へ