若者の街には都内最古の駅舎が

原宿

はらじゅく Harajuku
原宿駅
▲原宿駅駅舎《2004年11月22日撮影》

STATION PROFILE

周囲から駅舎が目立っています

原宿駅駅舎
【写真1】原宿駅駅舎を東から見ると、かなりの迫力を感じます。《2004年1月22日撮影》

元旦の初詣では日本一の参拝客を集める明治神宮への、また若年者が多数集中する竹下通りへの最寄り駅です。このため、南北を走る山手線をはさみ東側と西側で、雰囲気が大きく変わる節目に位置する駅でもあります。駅は周囲の中でいちばん高い位置にあり、表参道(東)、千駄ヶ谷(北)、富ヶ谷(西)、渋谷(南)のいずれの方面からも登ってくる格好になるため、特徴ある駅舎が周囲のビルに埋没せずに異彩を放っています。地下鉄千代田線の乗換駅となっていますが(上掲写真左手前が同じ2番出口)、駅名は異なっています。

ホームは切り通しの中に設けられており、一般旅客用ホームは島式1面2線で、内側に埼京線が走っていますがホームはなく停車しません。ホームからは跨線橋を登って、南東側にある駅舎へ連絡しますが、西側には臨時改札口があり、正月1日午前中はこちらで大量の参拝客を捌いています。

このほか、皇室専用ホームが設けられており、皇室利用列車はこのホームから発着します。通常、原宿駅は単純な停留所ですが、このホームが利用される場合に限り、ここ原宿駅が閉塞区間の分割駅となります。

先頭に構えている塔が最大の目印となっている、英国風ハーフティンバーの個性派老駅舎が供用されたのは、大正時代末期の1924年6月のこと。明治神宮への参拝利用を想定していたにもかかわらず、遊び心が多分に含まれたモダンな洋風駅舎になっています。国家との結びつきが特に強い神社の最寄り駅であるにも関わらず、同時期に竣工した大社駅(現在は廃止、駅舎は現存)などと異なり、神社などカケラも連想させないつくりになっているのが興味深いところです。設計は、鉄道省建築課の長谷川馨。

停車列車 [2010年3月現在]

確認中。

乗り場

確認中。

駅名の由来

確認中。

歴史

山手線全線開通後の1906年に開業しました。明治神宮が造営された1919年11月以降は、参拝客の表玄関としての色彩を濃くなりました。1924年には現在の駅舎が完成しており、東京都内では国立や東京をしのぐ、最も古い現存駅舎となっています。

  • 【1906年10月30日】 開業。

周辺の見どころ

明治神宮

明治神宮(1) 明治神宮(1)

明治神宮の鳥居と外拝殿。《いずれも2004年11月22日撮影》

 駅から西へ徒歩2分(正月などには直接アプローチ可能な臨時改札口あり)。明治天皇と昭憲皇太后の崩御後、1919年11月1日に創建された神社です。二の鳥居は、木造の鳥居としては日本最大の規模のものです。格式は高いものの長い歴史を持たないにもかかわらず、外国人観光客が意外に多いのが興味深いところですが、関東大震災と東京大空襲を経た東京で歴史を求めるのは、そもそも無理があるのかもしれません。ほかの神社と比較して、妙に巫女さんの数が多いという印象があります。

 きれいに整備された参道が南・北・西へと延びており、鬱蒼とした都会のオアシスは、実に365種類の樹種から成り、面積は70万平方メートルに及びます。玉砂利を踏みしめる足音のぶんだけ身が清められる気になります。境内自由。

【URL】http://www.meijijingu.or.jp/

代々木公園

 駅から西へ徒歩3分。もとは陸軍代々木練兵場だったエリアが、米軍宿舎、東京オリンピック選手村を経て、都市公園として整備されたものです。道路を挟んで、明治神宮側の森林公園地区と、NHK側の広場地区に分かれています。森林公園地区は、落葉樹を中心とした明るい人工林から成り、噴水や水路が整備されているために動きがあり、明治神宮の鬱蒼とした境内から移ると、きわめて開放的な空間と感じられます。広場地区は、陸上競技場や野外ステージなどがあります。入園無料。

東郷神社

 駅から竹下通りを進み、徒歩4分。日本海海戦の指揮官としてその名を高らしめた東郷平八郎の没後、大角岑生海軍相の発案によって作られた神社。境内には、伊号潜水艦の潜望鏡や、謎の砲弾(処理済み不発弾?)などがあります。平日の参拝客は非常に少なく、周囲の喧噪が別世界に思えますが、海軍にさして興味がない人にとって居心地がいい空間ではなさそうです。毎月第1・4・5日曜日に開かれる「東郷の杜能美の市」が有名。境内自由。

その他

  • 第1回「関東の駅百選」(運輸省関東運輸局)選定駅。

《乗り換え》東京地下鉄-千代田線:明治神宮前

2014年5月5日(最終更新)

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