変則的なホーム構成を持つ駅

横須賀

よこすか
Yokosuka
横須賀駅
横須賀駅駅舎。2005年4月10日

ホームの形状が独特

横須賀駅ホーム(奥は大船方)
写真1横須賀駅ホーム(奥は大船方)。2019年12月16日

関東随一の軍港として知られる横須賀の玄関駅である横須賀駅は、島式ホーム1面2線となっていますが、うち1線は行き止まりの構造になっています。

頭端式ホームの先に駅舎が

写真21線のみが行き止まりという変則的な頭端式ホームになっています。2005年4月10日

中間駅であるものの頭端式となっており、2番線は前述の通り行き止まり、3番線のみが横須賀以西と以東を直通できるという、変則的な構成になっています。類似の配線は、長野原草津口駅にも見られます。

2番線の先に駅舎があるため、階段なしで出入り可能です。かつては2番線の北側に1番線があったのでしょう。

コンコースは広くがらんと

横須賀駅改札口およびきっぷ売り場
写真3横須賀駅改札口およびきっぷ売り場。2019年12月16日

駅コンコースは広々としていますが、後述の通り町の中心部から大きく離れていることもあって、人の行き来はあまりなく、やや寂しい雰囲気があります。

もともと海軍関係の施設に突っ込むような位置に置かれた駅で、現在でもその名残はありますが、むしろ繁華街から遠く離れたうら寂しさの方が上回るように思われます。

広く物々しいコンコース

横須賀駅改札外コンコース
写真4横須賀駅改札外コンコース。2005年4月10日

かつては駅コンコースにシャンデリア風の照明が取り付けられ、直線的な天井も含めてやや物々しさがあったのですが、リニューアルによってだいぶ丸くなった印象を受けます。

市街地からは離れて

横須賀駅駅舎正面
写真5横須賀駅駅舎正面。2005年4月10日

駅正面のファサードは五角形をした特徴的なもので、せり出したひさしが安心感を与えています。

駅は海に近く、駅正面ロータリー下には地下通路が整備され、各方向へアクセスできるようになっていますが、市街地からは大きく離れています。

『JTB時刻表』では横須賀市の代表(中心)駅となっていますが、どう見ても京急横須賀駅の方が中心部に位置する駅として妥当です。なおJR横須賀駅からは、逸見駅または汐入駅が比較的近くに位置します。

横須賀線は、横須賀から先の区間では単線になります。

乗り場

北側から順に2番線、3番線となります。1番線は欠番。

  • 2.横須賀線上り 大船、東京方面(当駅折り返しのみ)
  • 3.横須賀線下り 久里浜方面/横須賀線上り 大船、東京方面

駅名の由来

確認中。

歴史

軍部の要請により、1889年6月に、この横須賀までの区間が開通しました。久里浜方面へ延長されたのは1940年代に入ってからのことで、半世紀以上にわたって終着駅となっていました。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1889年(明治22年)6月16日
官設鉄道(内閣鉄道局)大船-横須賀間が開業した際、横須賀駅開業。
1944年(昭和19年)4月1日
国有鉄道(運輸通信省)横須賀-久里浜間が開業し、中間駅となります。
1984年(昭和59年)1月31日
この日限りで貨物営業廃止。
1987年(昭和62年)4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

ヴェルニー公園

駅東口から北へ、徒歩1分。コメント準備中。

その他

  • 第1回「関東の駅百選」(運輸省関東運輸局)選定駅。

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