金沢文庫は、京急最大規模級の施設を備えた拠点駅で、上大岡以南における京急線のジャンクション機能を有しています。湘南電気鉄道時代から車両基地などが置かれており、現在でも金沢検車区をはじめとした現業機関が集中しています。
利用者からは、隣接する金沢八景駅と区別するため、単に「
ホームは島式2面4線から成り、大きな橋上駅舎を備えています。ホームは12両編成に対応していますが、12両対応となるのはこの金沢文庫が南限となるため、下り列車の切り離しと上り列車の連結作業をみることができます。また、上りではこの金沢文庫で始発の車両を増結するため、朝のラッシュ時には増結部分に長い列ができるといいます。
駅舎は規模が大きいものの、改札口は1個所のみで、圧倒されるような存在感を誇示しているわけではありません。駅舎内はちょっとしたショッピング街となっており、規模の小さいショップやファストフードの店舗などが入っています。
駅の東口は古くからの商店街になっており、それを取り巻くように海側に住宅が広がっています。駅を出てすぐのエリアはかなり狭いのですが、ここに路線バスやタクシーが頻繁に出入りしています。なお、路線バスは駅前ロータリーで転回することができず、下車客を降ろしたバスはいったん駅前広場を抜けてから向きを変えています。
駅名の由来ともなった金沢文庫、およびそれに接している称名寺は、この東口からのアクセスとなります。
いっぽうの駅西口は、橋上駅舎化後に開発が進められたエリアのせいか、東口に比べて道路が広く、隣接している商店やビルも東側にあるそれらに比べてひと回り大きいような印象を与えます。
京急ウイング号以下、すべての列車が停車します。
1番線と4番線が待避線に当たります。
文字どおり、金沢文庫の最寄り駅であることから付いた駅名です。
湘南電気鉄道時代から、運転上の拠点駅として重要な地位を占めてきました。
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2009年12月3日、写真を追加のうえ加筆修正