変則的な2階建て駅舎のある駅

京急東神奈川

けいきゅうひがしかながわ
Keikyūhigashikanagawa
仲木戸駅
京急東神奈川駅駅舎(当時は仲木戸駅)。2009年9月23日

 

仲木戸駅ホーム
写真1仲木戸駅ホーム。2009年9月23日

相対式ホーム2面2線が築堤上に設けられています。神奈川県内の旧京浜駅としてはかなり幅がゆったりしていますが、これは戦前に追い抜き線2線を中に通していたものを、戦時中に撤去して配線を単純化したためです[1]

駅舎は築堤の北側(山側)にあり、1階と2階にそれぞれ別々の改札が設けられるというスタイルになっています。駅舎が2階建てになっているのは珍しくありませんが、その多くは2階部分が職員の宿直室など業務スペースとして使われているもので、線路およびホームから見て同じサイドの2フロアにそれぞれ改札が設けられているという駅は、ターミナルデパートを併設しているような大規模駅をのぞけば珍しく、ほかにはほとんど例を見ません。

 

JR東神奈川駅方面から仲木戸駅を望む
写真2JR東神奈川駅方面から仲木戸駅を望む。2009年9月23日

相対式ホーム2面2線が築堤上に設けられています。神奈川県内の旧京浜駅としてはかなり幅がゆったりしていますが、これは戦前に追い抜き線2線を中に通していたものを、戦時中に撤去して配線を単純化したためです[1]

従来のメイン改札だった1階は無人化され、広いスペースを持ちながら現在では自動券売機と自動改札機のみとなっています。改札からは中2階の地下道を経由して上下ホームにそれぞれ出ることができます。

いっぽう、現在メイン改札となっている2階には駅員が配置されており、JR東神奈川駅へつながるペデストリアンデッキと直結しています。こちらは上りホームのすぐ脇にあり、上りホームとの間は短い階段およびスロープで連絡しているため利用は便利ですが、下りホームとの間は前述の中2階通路を通って反対側に向かう必要があります。

停車列車 [2020年3月現在]

エアポート急行および普通が停車します。

乗り場

駅本屋の反対側(南側=海側)から順に、1番線、2番線となります。

駅名の由来

確認中。

歴史

京浜電気鉄道神奈川開通時に開業した駅です。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1905年(明治38年)12月24日
京浜電気鉄道によって川崎(2代目。現、京急川崎)-神奈川停車場前(現在は廃止)が開通した際、「子安」駅として開業。
1942年(昭和17年)5月1日
京浜電気鉄道が東京横浜電鉄および小田原急行電鉄と合併して東京急行電鉄となり、東急品川線の駅となります。
1948年(昭和23年)6月1日
東急から京浜急行電鉄が分離独立したことに伴い、京浜急行電鉄本線の駅となります。
1983年(昭和58年)7月
駅舎改築および構内地下道供用開始、それまでの構内踏切を廃止。
2020年(令和2年)3月14日
駅名を「花月園前」から「花月総持寺」に変更[2]

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

確認中。

◆ 訂正 ◆

  1. 長谷川弘和「京急100周年をめぐるエピソード・アラカルト 横浜市内の主要駅の変遷」『鉄道ピクトリアル』電気車研究会、No.656(1998年7月臨時増刊号)、129ページ。
  2. 京浜急行電鉄 プレスリリース「京急線6駅の駅名を2020年3月14日(土)に変更します (2019年12月16日)。

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