北にJR東海道本線、南側に第一京浜という狭小な地域に設けられた、ひっそりと肩を潜めているような印象を与える駅です。
相対式ホーム2面2線から成り、横浜方に橋上駅舎があります。特に、北側の上りホームは幅が狭く、列車が通過する際には注意が必要です。
橋上駅舎からは跨線橋が延びており、北口はJRの新子安駅のすぐ脇に連絡しているほか、JRの北側へもスムーズに出ることができます。南口はごくコンパクトな階段が踏切脇にありますが、駅に隣接する雑居ビルに囲まれており、どうにも窮屈そうです。
開業当時は、この新子安に海水浴場が開設され、京浜電気鉄道は旅客誘致を盛んに行ったといいますが、埋め立てが進んだ現在ではその面影は何も残っておらず、南側には首都高速道路横羽線と東海道貨物線が走り、その先は日本ビクターや日産自動車の大工場が連なっています。
普通列車のみが停車します。
東側から順に、1番線、2番線となります。
コメント準備中。
京浜電気鉄道時代に開業した駅です。当初は単に「新子安」という駅名でしたが、官鉄が1943年11月に隣接して新子安駅を設置したのにあわせ、これと区別するため「京浜新子安」と改称しています。先に開業していたほうが駅名変更を余儀なくされたのは、官尊民卑が著しかった戦時中ならではといえましょうか。
コメント準備中。
2003年6月16日
2009年10月13日、写真を追加のうえ加筆修正