京急は戦後、大規模な住宅開発を展開しましたが、そのひとつとなったのが、現在の京急富岡駅西側のエリアです。
下りが片面ホーム、上りが島式ホームとなっており、しめて2面3線が築堤上に設けられています。ただし上り外側線は新設のため高架になっており、また傾斜地上にあることからホームの金沢文庫方は地平になっています。
コンコースはホームから階段を下りたところにあり、改札正面に改札口とは別の売店があり、京急観光の営業所があります。駅舎に相当する駅事務室部分は線路東側の2階部分で、ここから線路の東西にそれぞれ出口が通じています。
駅前はすぐに道路が横切っているため特に広場などはなく、スーパーや飲食店が目立ちます。駅直近の住宅自体はさほど多くはありませんが、駅の西側には巨大な住宅地が広がっており、小田急の向ヶ丘遊園から町田の間の各駅に似た雰囲気があります。
普通列車のみが停車します。なお、京急蒲田以南に急行が運転されていたときは、急行停車駅でした。
上りのみ島式ホームの両側に乗り場があります。東側から順に、1番線、2番線、3番線となります。
確認中。
湘南電気鉄道開通時に開業した駅ですが、戦時中の休止を経て、米軍富岡通信隊通勤者対象の駅として移設のうえ復活しました。その後、自社開発の住宅地拠点として、旧位置に再移転しています。
駅から北東へ、徒歩8分。鎌倉幕府草創期、源頼朝が西宮神社の蛭子神を祀ったことに由来するとされる神社で、のちに江戸深川につくられた富岡八幡宮はここの分社です。一帯が住宅開発や埋め立てなどで平面的な区画ばかり連なる中で、八幡宮の社叢にたたずんでいると心が落ち着きます。
【Link】富岡八幡宮公式Webサイト
2009年10月13日