北品川駅
▲北品川駅駅舎《2004年6月3日撮影》

北品川駅上りホーム

【写真1】北品川駅上りホーム。《2004年6月3日撮影》

相対式ホーム2面2線を持つ地平駅で、駅舎は上り線横浜方に設けられており、両ホームは2つの跨線橋(階段接続およびエレベータ接続)で連絡しています。ホーム位置は少しずれており(下りホームが品川方に)、また大きなカーブを描いています。この駅がカーブ上に設けられたのは、京急で最後まで残った併用軌道を解消するため、ここから大きく向きを変える必要があったためです。

駅玄関は国道15号線に面しており、すぐ北側が新八ツ山橋です。非常にコンパクトな駅で、道路を自動車で走っていると見落としがちです。

東海道の旧品川宿があったところですが、「品川」駅の南にある駅が「北品川」というのは、官鉄のターミナルであった品川が先に開業したためとはいえ、何とも不思議ではあります。

 

停車列車 [2009年10月現在]

普通列車のみが停車します。

乗り場

駅本屋と反対側(海側)から、1番線、2番線となります。

駅名の由来

品川宿の北側に位置しており、このため駅開業当初は「品川」(2代目)と称していましたが、官鉄と連絡運輸を行うにあたり官鉄品川駅と区別するため「北品川」と改称しました。なお、この時点では現在の品川駅は開業しておらず、ターミナルは高輪駅でした。

歴史

京浜電気鉄道のターミナルとして開業し、当初は「品川」を称していました。1925年3月11日、官鉄品川駅の西側に高輪(現・品川)が開業すると始発駅の地位を譲り、あわせて現駅名に改称されています。これから1956年まで、高輪―品川は併用軌道区間でした。

周辺の見どころ

原美術館

駅から西へ、東海道線を越えて徒歩10分。1938年建造の原邦造邸を改装した、現代美術専門の美術館。絵画のほか、写真やビデオなども多数収蔵しています。併設のカフェもいい雰囲気です。

【Link】原美術館公式Webサイト

2004年12月8日
2009年10月7日、写真を追加のうえ加筆修正

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