京王電鉄

京王電鉄は、京王線・相模原線・競馬場線・動物園線・高尾線・井の頭線の6線を運行しています。その沿革上、京王電気軌道の系列である前5線と、帝都電鉄の後身である井の頭線の2つに、大きく分けることができます。

【Link】京王電鉄公式Webサイト

★1992年5月22日、調布にて完乗。2004年9月30日、代田橋にて全駅乗降。全駅の写真を掲載しています。

府中以東が京王電気軌道(おおむね調布以東は併用軌道)、府中以西が玉南電気鉄道として開業しました。両社とも資本系列では完全に同じだったのですが、玉南のほうで補助金支給を図って別会社としたというのが実情です。1927年6月1日に両社が合併し、やがて直通運転を行うようになります。

現在は、新宿のターミナルが、京王百貨店下の「京王線新宿」、甲州街道下の「新線新宿」の2つに分かれており、原則として、新宿発着の列車が前者、都営新宿線直通列車が後者に乗り入れています。基本的に、特急および準特急、急行および快速、各駅停車の3系統で運転されています。

カーブが多く民家の軒先のようなところを走る区間が多いものの、特に優等列車はなかなかの高速で走るため、爽快感があります。多摩川を渡ると、今なおローカルムードが残っており、特に高幡不動から先は、緑の中を進んでいくという感じです。

(2004年9月26日)

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乗車履歴

  • 新宿-明大前 1985年3月29日
  • 明大前-つつじヶ丘 1985年3月31日
  • つつじヶ丘-調布 1991年6月26日
  • 調布-京王八王子 1992年5月22日

多摩ニュータウンへのアクセス路線です。京王多摩川までは戦前に開業しましたが、その後は多摩ニュータウンの開発に伴って、順次延長されていきました。京王多摩センター駅は多摩ニュータウンの中心地として発展しています。以前は、京王多摩センターのみ停車の“橋本特急”が運転されたこともありましたが、現在は、京王稲田堤・京王永山・京王多摩センター・南大沢に停車する急行が、優等列車として設定されています。京王線新宿方面とは、調布にて同一ホームでの乗り換えが可能です。

大半の区間が高架となっており、それ以外の区間もトンネルや切り通しとなっているため、列車は遠慮会釈なく快走します。調布から南大沢あたりまでは、断続的に住宅が密集している状態が続くものの、ニュータウン特有の無機質な街路が形成されているのがよくわかります。建設当初は、橋本から城山方面へ延長する構想もあったようですが、現在は完全に頓挫しており、橋本駅の先にはマンションが建っています。

(2004年9月26日)

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  • 調布-橋本 1991年6月26日

東府中から府中競馬正門前に至る単線で、途中駅はありません。競馬開催日には臨時列車が頻繁に走り、新宿からの直通列車も運行されます。途中、神社の参道を横切ったりするなど、のんびりした雰囲気がありますが、乗車するタイミングによっては、車内はのんびりとはほど遠い雰囲気になることがあります。

(2004年9月26日)

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  • 東府中-府中競馬正門前 1991年6月26日

高幡不動から多摩動物公園へ至る単線で、途中駅はありません。多摩動物公園開園当時、高幡不動からのバス輸送では対応できなくなったために建設された路線です。多摩動物公園駅の近くに中央大学があるため、学生の利用も多いようです。

多摩都市モノレールがほぼ全線にわたって併走していますが、高幡不動での乗り換えの便がよくないこともあって、現在も一定の旅客を確保しています。

(2004年9月26日)

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  • 高幡不動-多摩動物公園 1991年6月26日

北野から分岐し、高尾山口へいたる路線で、高尾-高尾山口は単線になっています。戦前、北野-山田-御陵前(のち、多摩御陵前)の御陵線として開通し、戦時中の1945年1月21日に不要不急路線として休止されたものの、1967年に新線区間の山田-高尾山口をあわせて復活したという経緯があります。

丘陵地帯を進み、緩やかなカーブと勾配が続きます。京王線の高幡不動以西と、車窓の雰囲気がやや似ています。

(2004年9月26日)

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  • 北野-高尾山口 1992年5月22日

京王電鉄のほかの路線とは異なり、小田急系列の帝都電鉄として開業しました。1940年5月25日に小田急電気鉄道と合併、1942年5月26日に東京横浜電鉄ほかと合併して東京急行電鉄と改称しますが、1948年6月1日の“大東急”分割の際、京王線と一括して京王帝都電鉄となりました。このため、京王線の軌間1,372mmとは異なり、国鉄標準の1,067mm軌間となっています。

下北沢で小田急小田原線と、明大前で京王線と接続しています。駅間距離が短く、走り出したと思うとすぐに停まるので、駅の統廃合の噂が絶えませんが、実現したのは、駒場駅と東大前駅の合併のみです。急行と普通が運転されており、永福町にのみ追い越しの設備があるため、ここで緩急接続が行われます。

(2004年9月26日)

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乗車履歴

  • 渋谷-浜田山 1985年3月28日
  • 浜田山-吉祥寺 1992年4月29日

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