地下ホームは2層建て
調布駅は、調布市の中心駅であるとともに、京王線と相模原線の分岐駅として多くの列車が2系統に分かれる、運転上の拠点駅でもあります。特急以下、すべての列車が停車します。
コンコースが地下1階、下りホームが地下2階、上りホームが地下3階となっており、方向別に階が分かれています。下り、上りともにそれぞれ島式ホーム1面2線から成り、ホームドア(可動式ホーム柵)が設置されています。
地下化される前は、2系統の線路が平面交差していたため、一方向の列車が多方向の進行を阻むなどしてダイヤのボトルネックとなっていましたが、地下化によってかなりの程度改善されました。なお、地下化前にあった新宿方の折り返し線は地下化後復活せず、このため調布以西で折り返す便は、列車をつつじヶ丘まで往復させることとなっています。
コンコースは2個所に
調布駅は、調布市の中心駅であるとともに、京王線と相模原線の分岐駅として多くの列車が2系統に分かれる、運転上の拠点駅でもあります。特急以下、すべての列車が停車します。
コンコースは中央口のほか、新宿方に東口があります。駅舎と呼べるものはまだつくられておらず、中央口と東口からそれぞれ出口が旧駅舎跡へ伸びています。中央口の北側と南側にはそれぞれロータリーが整備されており、各方面へ向かう路線バスが発着しています。
市街地の真ん中に
駅の周辺には繁華街が形成されており、北側、南側ともに商業施設や金融機関などが集結しています。甲州街道(国道20号線)の北側には電気通信大学があり、学生の利用も見られます。
停車列車 [2017年5月現在]
全列車が停車します。
京王線系統と相模原線系統は必ずしも分かれてはおらず、発着する便によって変わります。
駅名の由来
調布の名の由来は、万葉集の「多摩川にさらすたづくりさらさらに」など、古代にその土地の生産物を納める税(調)として布を生産していたことに基づくといい、布田や染地など類語源の地名が周囲には多くあります。もっとも、調布という地名がこの地に定着したのはさほど古い時期ではないようで、もともと多摩川沿いに複数見られた“調布”のうちのひとつだったようです。
歴史
詳細は確認中。
- 1913年4月15日
- 京王電気軌道によって笹塚-調布間が開業した際、調布駅開業。
- 1916年6月1日
- 調布-多摩川原(現、京王多摩川)間が開業。
- 1916年9月1日
- 調布-飛田給間が開業、中間駅となります。
- 1944年5月31日
- 京王電気軌道が東京急行電鉄に合併、同社の駅となります。
- 1948年6月1日
- 東急から京王帝都電鉄分離発足、同社の駅となります。
- 2012年8月19日
- 地下化[1]。
周辺の見どころ
布田天神社
駅北口、甲州街道を渡り徒歩5分。延喜式にも名の見える古社で、文明年間の多摩川洪水の際に現在地に移転したといいます。地元の天神様として親しまれており、毎月25日の例祭日には奉納神楽があり、境内にたつ市が賑わいます。
深大寺
「じんだいじ」と読みます。駅北口からバス10分(つつじヶ丘駅およびJR吉祥寺駅、三鷹駅からもバスの便あり)。733年開基という天台宗の名刹で、草葺き屋根の堂々たる山門が歴史を物語ります。白鳳時代の釈迦如来像は国指定重要文化財。門前にはそば屋が並び、深大寺そばとして名高い。
神代植物公園
深大寺の北側に隣接する都営植物園。ブロック別にさまざまな植物が栽培されており、四季折々の花を楽しめます。中央噴水のバラ園や、熱帯植物が元気いっぱいの大温室が印象深い。