京王新線のみに乗り場が設けられている地下駅で、新国立劇場や東京オペラシティに直結しています。シンプルながらも、品のよさを感じる出入り口になっています。ホームの装いも光線の加減などがよく考えられており、シックなデザインにまとまっています。
ホームは上下2層構造になっており、上りホームが地下2階、下りホームが地下3階となっていて、いずれもホームは線路の北側にあります。このため、この駅から電車に乗ると、方向感覚が怪しくなることがあります。改札口は2カ所あり、中央口は新国立劇場、東口はオペラシティに連絡しています。
駅の南側は今なお住宅地になっていますが、北側は新宿副都心がここまで伸びてきているような感覚になるほど再開発が進んだ地域です。大都市ターミナル駅のひとつ手前の駅は閑散としている駅が多いものですが、この初台は明らかに異なり、旅客の乗り降りも比較的多い部類に入ります。
なお、京王線側の初台地下駅のホームは現在も残っており、車内から見ることができます。
土井昌勝(土井利勝の弟)の妻が2代将軍徳川秀忠の乳母となり、「初台の局」と呼ばれ
、初台の局が東寺の代々木村に200石の知行地を賜り晩年ここに隠居したことから、この地が「初台」と呼ばれるようになったといいます[1]。
京王電気軌道が幡代小学校前(その後廃止)から代々木(神宮裏→西参道と改称、1945年廃止)まで延伸された際に、「改正橋」の名称で開業しました。1919年9月に現在の駅名に改称し、1964年には地下化されています(現在の京王線上)。
1978年に京王新線が開通すると、新線に新しく作られた駅が共用されるようになり、京王線の地下ホームは廃止されました。現在も、車内からトンネル内に旧初台駅の遺構を確認できます。
北東へ徒歩1分、駅に直結。コンサートホールやアートギャラリーが入っています。工業試験場の跡地に建てられたもの。
南東へ徒歩5分(小田急・参宮橋からもアクセス可能)。国宝・太刀 銘「延吉」を筆頭とした数多くの刀剣類を展示しています。周囲には日本刀の専門店も多い。