対向式ホームを持つ高架駅で、すべての列車が停車する。上下ホームから地平のコンコースへと降り、東西の2個所に設けられた出入り口から乗降する。京王電鉄の本社のほか、京王百貨店を筆頭とする数多くの商業施設が所狭しと建ち並んでおり、多摩地区最大級のショッピングエリアとなっている。肝心の鉄道はショッピングセンターの中に取り囲まれ、ホームこそ広いものの、なんだか肩身が狭そうに見える。なにせ、京王線の特急停車駅で待避設備がないのは、明大前とこの聖蹟桜ヶ丘しかない。
現在の駅名は、聖蹟記念館への最寄り駅であることを示すものだが、なんとも物々しい名称ではある。周囲の商業施設では「せいせき」の呼称を多用している。1960年以降に開発が本格化した桜ヶ丘住宅地の玄関口である。
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玉南電気鉄道の駅として開業した当初は、集落名にちなみ「関戸」と称したが、聖蹟記念館の最寄り駅として、1937年5月1日に現在の駅名に改称された。1969年5月に高架化されている。
駅からバスで20分。明治天皇が兎狩りなどの目的で多摩連光寺を数回訪れたことを記念して、1930年に明治天皇の顕彰を目的として建てられた。昭和初期のモダニズムの流れをよく残した近代建築である。
旧聖蹟記念館の建つ一帯。春にはサクラ、秋には紅葉がみごとで、雑木林の中をゆったりと散策できる。
【せいせきC館内郵便局】駅北側すぐ、C館1階。未訪。
2004年6月1日
2004年8月20日、加筆修正
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