京王線で数少なくなった地平駅
小規模な商店街の中にある、相対式ホーム2面2線から成る地平駅です。京王の駅は2010年前後から急速に橋上駅舎化が進みましたが、ここ柴崎は両ホームの新宿方地平に別々の改札口を用意していたため、スロープ併設によってバリアフリー化が完了しています。なお、駅係員は下りホーム側にのみおり、上りホーム側改札口からはインターフォンで呼び出すことができます。なお、両ホームの間は地下通路(階段のみ)で連絡しています。
駅の調布方には屋根がなく、春になるとサクラがきれいな花を咲かせます。
駅前広場と呼べるものはまったくなく、出口がそのまま道路に面しているという点で、千歳烏山と似ています。この道路も狭く、駅前に路線バスが乗り入れることができないため、駅周辺には路線バスの便はありません。もっとも、東西方向では京王線の駅間隔が短いためバスの必要性に乏しく、南北方向ではやはり道路がなく需要も小さいことから、そもそもバスを走らせる必要がないともいえそうです。
駅のすぐ脇を南北に通る道路沿いに商店街が形成されています。チェーン店などは皆無で、個人経営の飲食店などが軒を連ねています。最近では、地味ながらラーメン屋が多く出店しています。
なお、柴崎駅の所在地は「菊野台」です。「柴崎」は、甲州街道(国道20号線)の北側の地域を指します。