大改造された京成の都心側ターミナル

日暮里

にっぽり
Nippori
日暮里駅
▲日暮里駅改札(大改造前)《2004年4月17日撮影》

京成電鉄の都心側ターミナルです。始発駅である京成上野が上野公園直下で、他線への乗り換えの便があまりよくないため、特に成田空港へのアクセスルートの玄関口としては、この日暮里のほうが重視されています。京成上野からカーブを描きつつ地下線を通ってきた京成線は、地上に出ると、新幹線から電車までびっしりと線路が並ぶJRの上を越えて東側にまわり、JR日暮里駅の東側にある日暮里駅に到着します。他社の駅が先に設けられている場合は「京成××」という駅名にするのが京成駅のパターンですが、ここだけはなぜか単純に「日暮里」という名称になっています。

かつては地平に島式ホーム1面2線がありましたが、乗降ホームが同じであるため、朝のラッシュ時には通勤客と空港利用客が混在して混雑が激しく、また待合スペースが狭隘であるなどの問題があったため、駅を拡張する必要が生じました。しかし、駅の東西ともにスペースの余裕がまったくないため、3階建ての高架駅となりました。

1階が上りホーム1面1線、2階がコンコース、3階が有料特急用ホームと一般用ホームを分離した下りホーム2面1線です。コンコースをはさんで上下にホームが並ぶというのは珍しく、特に方向別に上下を分けているのは、工事に伴う一時的な線路切り替えを行う場合を除けば、おそらく日本でも例がないのではと思われます。有料特急用ホームへの入口には改札内ラッチがあり、スカイライナー、シティーライナーおよびイブニングライナーの特急券を所持している旅客のみが入れるようになっています。なお、2階のコンコースは基本的に大改造前と同じで、京成の改札口のほか、JRとの間には連絡改札が設けられています。

なお、工事中はエスカレータを停止したため、代替措置として赤帽を配置したといいます[1]が、これはおそらく日本で最後の赤帽でしょう。

停車列車 [2010年9月現在]

全列車が停車します。※=シティライナー、モーニングライナー、イブニングライナーを含む。

乗り場

地平は0番線、2階は1番線、2番線です。

駅名の由来

JR東日本-東北本線:日暮里を参照のこと。

歴史

周辺の見どころ

JR東日本-東北本線:日暮里を参照のこと。


  1. 三枝紀生・今城光英「対談 京成電鉄の鉄道事業を語る」『鉄道ピクトリアル』電気車研究会、No.787(2007年3月臨時増刊号)、20ページ。

《乗り換え》JR東日本-東北本線東京都:日暮里・舎人ライナー

▲ このページの先頭へ ▲