丘陵地帯のエアポケットのような駅

はるひ野
はるひの
Haruhino

はるひ野駅

 川崎市麻生区の鶴川街道より北西側は、長らく開発の手が入らないエアポケットのような空間になっていましたが、黒川区画整理事業によって宅地が建つようになりました。この新しい住宅地へのアクセス駅として設けられたのがはるひ野駅です。

 地平に相対式ホーム2面2線が設けられていますが、新百合ヶ丘方では土地が低くなっているため、築堤上にホームが延びています。駅本屋は下りホーム中ほどに設けられていますが(南口)、これとは別に無人の出口が上りホームにも設置されています(北口)。

はるひ野駅北口

はるひ野駅北口。《2007年4月15日撮影》

 両ホームの間は跨線橋で結ばれていますが、小田急各駅に見られるグレー箱形のものではなく、屋根が駅ホーム上屋と一体化しており、壁面は基本的にガラス張りとなっているため採光がよく、非常に開放的です。線路側に設けられた柵にもアクリル板が使われており、明るい印象を与えます。なお跨線橋の屋根の上には、風力発電用の風車がまわっています。

はるひ野駅跨線橋

はるひ野駅跨線橋。《2007年4月15日撮影》

 新設駅としてはホームが非常にゆったりしているのは、開発が進む前に設けられたためでしょうか。

はるひ野駅ホーム

はるひ野駅ホーム。《2007年4月15日撮影》

 駅の周辺は、開発途上以前、開発に着手されたという段階です。京王相模原線の若葉台駅が歩いて12分ほどのところにあるため、同駅に近いはるひ野駅北側にはそれなりに住宅が建ち並んでいますが、はるひ野駅の玄関であるはずの南口にはまだ人家がまばらで、駅前広場も造成前です。

乗り場

駅名の由来

 住宅・都市整備公団が開発した分譲地の名称です。

歴史

 特記事項なし。

周辺の見どころ

 特になし。

2007年4月16日

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