大宮駅を出ると、JR東日本の大宮総合車両センターやJR貨物の大宮車両所を左右に見ながら進み、最初に到着するのが鉄道博物館(大成)駅です。一般的には「鉄道博物館駅」と呼ばれますが、鉄道博物館開館前からの駅名だった「大成」を残した「鉄道博物館(大成)」が正式名称です[1]。
鉄道博物館付近では、ニューシャトルが2階相当、新幹線が3階相当の高さにあります。相対式ホーム2面2線になっていますが、ニューシャトルは、複線区間では基本的に両方向の線路が新幹線を挟み込む形になっているため、この鉄道博物館では、両ホームの間に新幹線がそびえ立っているような印象を与えます。
ホームからコンコースに下りると、シルバー系の無機質な色合いながら、曲線を多用してなだらかな空間デザインになっています。これは、視覚的に穏やかな印象をもたらす効果もさることながら、人の導線で急カーブを解消することで渋滞緩和を狙ったものでしょう。実際日曜日の午前中ともなると、ニューシャトルの車両から鉄道博物館目当ての人がたくさん降りてきますが、その動きがなかなかにスムーズなのを見ることができます。
駅舎の外観は、上の写真からもうかがえるとおり、機関車をあしらったデザインになっています。
改札正面には、支柱が鉄橋の橋脚を模したものになっていたり、路面が枕木をあしらったものになっていたりと、鉄道博物館へのアプローチであることをこれでもかとばかり示しています。改札から鉄道博物館への通路には、蒸気機関車で実際に使われていた動輪が置かれているなど、すでに鉄道博物館のなかに入り込んだような印象を受けます。
いっぽう、鉄道博物館と用がないという向きは、改札口を出て左側に出ると、すぐ道路へ出られます。駅の周辺は低層の住宅が並んでおり、古くからの住宅地といった趣です。
乗り場
西側から順に、1番線、2番線となります。
- 1.下り 丸山、内宿方面
- 2.上り 大宮方面
駅名の由来
「大成」については確認中。
歴史
開業当初の駅名は単に「大成」でしたが、鉄道博物館の開館に伴い「鉄道博物館(大成)」と改称されました。
- 【1983年12月22日】 開業。当時の駅名は「大成」でした。
- 【2007年10月14日】 鉄道博物館の開館にあわせ、駅名を「鉄道博物館(大成)」と変更。
周辺の見どころ
鉄道博物館
2007年10月14日開館。コメント準備中。
- ただし、「鉄道博物館」が正式名称で「大成」は副名称、とする記述も散見されます。現状、どちらの取扱いが正式であるかについては確認中。