千葉県西部の新京成線を運営する鉄道会社で、京成グループの企業で東証1部に上場しています(本社:千葉県鎌ヶ谷市)。かつては路線バス事業も行っていましたが、現在では船橋新京成バス、習志野新京成バス、松戸新京成バスの3子会社に分社化しています。
(2010年1月21日)
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★1992年5月27日、松戸にて完乗。2010年1月2日、上本郷にて全駅乗降。全駅の写真を掲載しています。
京成津田沼から、新津田沼、北習志野、新鎌ヶ谷、八柱を経て松戸にいたる、全長26.5kmの路線です。全線複線電化で、軌間は京成と同じ1,435mmです。正式な起点は京成津田沼ですが、営業上では松戸から京成津田沼方面を下り、京成津田沼から松戸方面を上りと案内しています。これは、松戸のほうが京成津田沼よりも東京都心に近く、都心への通勤利用を考慮した場合は松戸を起点とするほうがわかりやすいためでしょう。
第二次大戦中まで、陸軍の鉄道連隊が線路を敷設していた跡地を民営鉄道に転用したものです。この際、トンネルや橋梁などを避けるため、地形に沿ってひたすら勾配を避けて通っているため、S字状態のカーブが多く、地図や航空写真などをみると、うねうねと曲がりくねっているのがわかります。迂回区間の多さにくわえて急曲線区間も目立ち、このためなかなかスピードがでないのが実情です。
松戸側、津田沼側のいずれも大規模な宅地開発が行われた結果、沿線にはびっしりと住宅がひしめいていますが、明治時代に開墾が進んだ畑作地帯でもあり、現在でも沿線ではなしの栽培などが盛んです。
両端の始発駅や車両基地最寄り駅を含めすべての駅が2線となっており、線内に待避設備が皆無という、珍しい路線です。このため優等列車の設定はなく、全便が各駅停車です。一部の列車は、京成津田沼から京成千葉線へ乗り入れています。本社および車両基地はくぬぎ山にあります。
(2010年1月21日)
京成津田沼-新津田沼-前原-薬園台-習志野-北習志野-高根木戸-高根公団-滝不動-三咲-二和向台-鎌ヶ谷大仏-初富-新鎌ヶ谷-北初富-くぬぎ山-元山-五香-常盤平-八柱-みのり台-松戸新田-上本郷-松戸
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