常盤平団地の東の端に位置する駅です。乗降客はかなり多く、接続路線のない駅としては新京成線内で最多の乗降客をさばきます。
島式ホーム1面2線から成り、津田沼寄りに橋上駅舎が設けられています。その位置関係のせいか、団地側を向いた西口は非常に大きなロータリーが整備され立派な駅ビルにつながっているいっぽう、背を向けた東口は比較的小振りにまとまっており、対照的になっています。
駅の出口は前述のとおり東西にそれぞれ設けられています。
西口には地上4階建ての大きな駅ビルが接しており、また駅正面には新京成線沿線でも最大規模の立派なロータリーが整備され、周囲には商店街がずらりと並んでいます。小規模な個人商店が多数を占め、団地が造成された前後からの店も見られます。ご多分にもれずやや古びた印象はありますが、それでも往来はあり、それなりのにぎやかさは保たれています。
いっぽうの東口は、駅前に広場が設けられており、出口から独立した駅ビルがあるほか、小規模なビルなどが立ち並んでいます。住宅地としてはこちらのほうが成熟しているのか、西口にくらべて街並みが落ち着いている印象を受けました。もっとも、駅のすぐ近くには大きなパチンコ店があり、静謐とはほど遠い環境ではありましたが。
かつてはこの五香に車両基地が置かれていたとのことですが、私が訪れたときには、そのようなおもかげはまったく見あたりませんでした。駅周辺には新京成所有のビルが多いのですが、それが名残といえましょうか。
東側から順に、1番線、2番線となります。
千葉県で五番目に開墾されたことからついた地名です(詳細は初富「ミニコラム」欄を参照のこと)。「香」は、雰囲気がよさそうな文字をあてたものでしょう。「五劫」だったら話のネタになったのでしょうが。
確認中。
2010年1月29日