計画上にさえ存在しない施設を冠した駅名

流山セントラルパーク

ながれやませんとらるぱーく
Nagareyamacentralpark
流山セントラルパーク駅
▲流山セントラルパーク駅駅舎《2006年12月30日撮影》
流山セントラルパーク駅改札口
【写真1】流山セントラルパーク駅改札口。《2006年12月30日撮影》

南流山付近のトンネルを抜けると、市街化があまり進んでいない地域を高架で進み、流れや流山セントラルパークに到着します。

流山市の東側、住宅地に設けられている駅で、高架上の2階に相対式ホーム2面2線が用意されており、高架下の1階にコンコースと改札口が設けられています。鉄筋コンクリートの高架橋を中心に置き、それを覆うように鉄骨造の壁と屋根を設け、この両者を融合させたハイブリッド構造になっており、壁面全体が統一されたデザインにまとまっているほか、ホーム上で柱が視界や通行を遮ることがなく、開放的な印象を与えます。運動公園やアスリートをキーワードに、「輝き」のある駅をデザインコンセプトに取り入れ[1]ています。

駅の東西脇にはロータリーが整備されており、ここから西に向かうと、住宅開発が進んだ平和台地区にいたります。

なお、駅名に反して“流山セントラルパーク”という名称の施設は実在しません。詳細は「駅名の由来」欄を参照のこと。この流山セントラルパークから北側には、いささか不自然な印象を与える駅名が続くように思います。

停車列車 [2010年9月現在]

普通列車のみが停車します。

乗り場

西側から順に、1番線、2番線となります。

駅名の由来

流山市が首都圏新都市交通に要望として提案した名称がそのまま採用されたものですが、“流山セントラルパーク”という施設はなく、それどころか設置の計画さえありません。駅名に施設名を用いたものの結局はお流れになり、長い時間を経て駅名が地名になってしまった例として東京の大泉学園がありますが、「流山セントラルパーク」という字面が地名として定着するとも思えません。いったい何を狙って命名したのか、理解に苦しむネーミングです。なお、駅の東側にある流山市総合運動公園へのアクセス駅であることから、建設時の仮称は「流山運動公園」でした。

歴史

周辺の見どころ

流山市総合運動公園【未訪】

確認中。


  1. つくばエクスプレス公式Webサイト(2010年■月■日確認)。

【つくばエクスプレス線】 秋葉原新御徒町浅草南千住北千住青井六町八潮三郷中央南流山流山セントラルパーク流山おおたかの森柏の葉キャンパス柏たなか守谷みらい平みどりの万博記念公園研究学園つくば

2012年2月16日

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