八潮

つくばエクスプレスは東京都内では大半が地下を走りますが、埼玉県に入ると地上に出て、高架線上を快走、ほどなく最初の駅である八潮に到着します。

八潮駅は、「水の流れを感じる駅」をテーマに大きな船をイメージしたデザインとしており[1]、高架上のホームはRをつけた屋根で覆い、高架下コンコース正面出口は幌状の屋根が人目を引きます。屋根はすべて白を基調としており、これはコンコースなどにも共通しているため、採光がよく非常に明るい印象を与えます。

高架上のホームは島式2面2線から成り、緩急接続が可能になっています。

駅の南北にはそれぞれロータリーが整備され、特に北口側では、路線バスやタクシーが頻繁に発着しています。駅至近距離に大型商業施設も立地しており、通勤通学帰りの買い物も便利です。

八潮市は鉄道がない状態で都市化が進んだこともあって、駅から近いところに高速道路のパーキングエリアがドンと構えているなど、明確な中心市街地が形成されているわけではないようです。それでも、八潮駅周辺にも高層マンションが次々と建てられるようになっており、景観が日々変わっていく駅といってよいでしょう。