佐野市
さのし
Sanoshi

佐野市駅

 水田と工場のみが続く佐野線を進み、しだいに家が建て込んでくると、佐野市駅に到着します。特急「りょうもう」が停車します。

 2面3線のほか、中線と側線が1線ずつあり、中間駅ながら主要駅としての風格を残しています。長いホームは、かつて貨物列車の取扱が行われた時代の活況を思い起こさせますが、今となっては虚しさを感じさせてもいます。なお、ホームの館林側は使われておらず、現在では立ち入り禁止になっています。

 駅本屋は、下り線として使われている北西側ホームの館林方にあります。有人駅ですが、佐野線内の他の駅と同様、自動改札機はありません。

 駅舎は、鶯色に塗られた屋根を持つ大柄なもので、玄関部分に立派な庇をしたがえています。右手が事務所、左手が待合室となっており、この両スペースがほぼ同じ大きさになっています。すなわち、待合室が非常に広く取られているわけです。実際には、事務所側は増築されていますが、佐野市の玄関駅として多数の旅客を裁いていた時代の名残なのでしょうか。現在、待合室には大きなテーブルが置かれています。

佐野市駅待合室

待合室は、ゆったりしたスペースを誇っています。《2005年9月24日撮影》

 駅正面にはロータリーが整備されており、商店街が形成されています。佐野市駅は佐野市中心市街地の南端にあたり、佐野線列車はここから市街地の東側をぐるりと回って、市街地の北端にあたる佐野駅へと向かいます。

駅名の由来

 コメント準備中。

歴史

 開業当時は「佐野町」という駅名でしたが、佐野町が市制を施行した1943年4月1日に「佐野市」と変更されています。なお、現在の佐野市は2005年2月26日に新設合併で誕生したもので、当時の佐野市とは異なります。

周辺の見どころ

佐野厄よけ大師【未訪】

 駅から北へ、徒歩6分。コメント準備中。

【URL】http://www.sanoyakuyokedaishi.or.jp/

【佐野七軒町郵便局】駅正面の道路を進み、徒歩3分。未訪。

2005年10月17日

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