多田
ただ
Tada

多田駅

 田沼を出て、しだいに左右の山の間隔が狭まってきます。国道293号線に沿ってしばらくすると、対向式ホーム2面2線から成る多田駅に到着します。佐野線では、複数線を持つ佐野市と片面ホームのみの葛生を除く大半の駅が島式ホームになっていますが、この多田のみ対向式になっているのは、用地が容易に確保できたためでしょうか。もっとも、対向式とはいっても、下りホームはやや短く、ホーム位置が少しずれています。

 駅本屋は上りホーム葛生方にあり、下りホームとは跨線橋で連絡しています。駅舎はかなり年季の入った木造のもので、本体は比較的こぶりですが、全体に笠をかぶせたような大仰な屋根が印象的です。東武鉄道に併合された際につくられたものでしょうか。

 左手に増築されたようなはみ出し部分があり、こちらには黒い板張りがそのまま残っています。これから察するに、駅舎正面の白壁部分も、かつては板張りだったものを改修したものと思われます。

多田駅駅舎を横から

駅舎の左側面は、開設当初の雰囲気が残っています。《2005年9月24日撮影》

 駅舎を入るとすぐに上りホームで、ここから跨線橋を通って下りホームに出られます。こちらには、これまた年季ものの待合室が設けられています。

多田駅ホーム

下りホームには、駅舎と呼応するかのような古い待合室が健在です。《2005年9月24日撮影》

 駅前には小広場があり、列車の送迎を行う車がときどき入ってきます。数戸の民家や商店があり、東武の無人駅特有の乗車券発売委託店もありましたが、人のいる気配はあれど営業している気配は感じられませんでした。

 駅周辺には畑が広がっているほか、山林が近くまで迫っています。西側に平行する国道の通行量はかなり多く、駅のひっそりした雰囲気とは対照的です。

駅名の由来

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歴史

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周辺の見どころ

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(駅周辺には郵便局なし)

2005年10月17日

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