田島
たじま
Tajima

田島駅

 渡良瀬川をわたると、水田が広がる中に民家や工場が点在する中を直線で進みます。佐野バイパスをアンダークロスすると、がらんとした感じの無人駅、田島に到着します。

 島式ホーム1面2線と、東側に側線1線が設けられています。葛生方にある地下道で連絡しており、東西に出口が設けられています。このうち西口には、出口脇に乗車券発売用の詰所が設置されていますが、私が降りたときにはカーテンが降ろされており、あまり使われていないようでした。西口を出て右手には、かつて貨物を取り扱ったと思われるスペースが草むしています。

 この詰所の脇に旧駅舎がありますが、駅舎は単なる待合室、およびトイレへの通路としてしか利用されておらず、ここに駅があることを示す看板といった役に成り果てています。無人駅でありながら、トイレへのアプローチをフェンスで制限し、この旧駅舎内を通らないとたどりつけないようにしているのは、意地悪としか思えません。

田島駅旧駅舎

大きく立派な屋根が目を引く旧駅舎ですが、現在では無用の長物と化しています。解体されるのも時間の問題か。《2005年9月24日撮影》

 旧駅舎は屋根がかなり大きい重厚な建物ですが、中に入ろうとすると、正面玄関が施錠されています。横に回ると中にはいることができますが、扉は完全には開かないうえ、一部が破れています。おまけに、蜘蛛の巣がはっており、入るのには苦労します。

 出入りがしにくいぶんだけ保温性は高く、冬に赤城おろしから身を守るには適しており、木のベンチがあってゆっくり休むことはできます。しかし、建物本体の荒廃がひどいうえ、人の出入りがほとんどないため汚れも目立ち、とても長居したくなる空間ではありません。

旧駅舎の入口

旧駅舎はかなり荒れており、待合室として利用する気にはなかなかなりません。《2005年9月24日撮影》

 島式ホームはなんとも素っ気ないもので、小さな待合室が設置されているものの、屋根さえなく、寂しいかぎりです。

田島駅ホーム

ホームには、小さな待合室があるのみです。《2005年9月24日撮影》

 駅の周囲は農村地帯になっていますが、平行する県道を車が頻繁に走っており、本数の少ない鉄道の役割はかなり小さいようです。

駅名の由来

 確認中。

歴史

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周辺の見どころ

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(駅周辺には郵便局なし)

2005年10月17日

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