ふたつの河川にはさまれて

足立小台

あだちおだい
Adachiodai
足立小台駅外観
▲足立小台駅外観《2008年4月12日撮影》
足立小台駅コンコース
【写真1】足立小台駅コンコース。《2008年4月12日撮影》

隅田川は赤羽付近で荒川から分岐していますが、尾久橋通り付近ではこの両河川は接近しており、わずか300mほどの幅の狭い土手が東西に延びています。この土手上に設けられているのが、足立小台駅です。

島式ホーム1面2線から成る高架駅です。隅田川から荒川をわたる部分では、日暮里・舎人ライナーの高架は尾久橋通りの中央から離れてその東側を平行しており、ここ足立小台駅では改札口が高架下の地平東側に設けられています。このように、改札口が地平にあるのは、日暮里・舎人ライナーではこの足立小台が唯一です。なお、コンコースでは改札口から右手に向かう出口を「東口」と案内していますが、「西口」などほかの出口は存在しません。

駅の東側には、郊外型の家電量販店が建っており、巨大な駐車場が見えます。いっぽう西側には大きな倉庫があり、展望はまったく利きません。駅から至近には住宅がないこともあって、ほかの日暮里・舎人ライナーの各駅とは異なり、プライバシー対策のホーム外壁がなく、ホームから外への見通しがよくなっています(舎人公園も同様)。なお、荒川区有数の工業集積地域である小台の中心部へは、西へ1.2kmほどの距離があります。

このように立地条件があまりよくないせいか、2010年度の乗降客数は日暮里・舎人ライナー13駅中最低で、12位の赤土小学校前の半分ほどにとどまっています[1]

乗り場

西側から順に、1番線、2番線となっています。

駅名の由来

地名「小台」は、ふたつの河川にはさまれた小規模な高地を示すもので、これに、都電荒川線の既存停留場「小台」と区別するため、自治体名の「足立」を冠したものです。本来であれば都電の停留場名を変更するべきだったのでしょうが。

歴史

周辺の見どころ

確認中。


  1. 東京都交通局公式Webページ「各駅乗降人員一覧」による(2012年2月2日確認)。

【日暮里・舎人ライナー】 日暮里西日暮里赤土小学校前熊野前足立小台扇大橋高野江北西新井大師西谷在家舎人公園舎人見沼代親水公園

2012年2月2日

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