銀座線、丸ノ内線の両駅を、日比谷線の駅が連絡する格好になっている駅です。
銀座線は中央通り直下、丸ノ内線は数寄屋橋に、それぞれ1面2線の島式ホームが設けられています。両ホームの間はやや離れていますが、連絡通路および日比谷線の島式ホームが両駅を結んでいます。
銀座線の駅は、服部時計店の時計台で名高い和光と、三越の間に挟まれています。一方丸ノ内線の駅は、阪急と直結しており、銀座から有楽町へ続く繁華街を形成しています。
銀座の地名は、徳川幕府がこの地に銀座役所を置き、丁銀・小粒銀などを鋳造させたことに由来します(銀座は1801年に日本橋蛎殻町に移転)。1872年の大火ののち、煉瓦造りの洋館街が形成され、1874年にはガス灯、1882年にはアーク灯が設置されることで不夜城と化し、多くの人が訪れるようになりました。“銀座”が繁華街の代名詞となったのは、関東大震災後の復興により“銀ブラ”が定着した時期にさかのぼります。現在も百貨店などの商店が多く並び、北は日本橋、西は有楽町へ延びる一大商業集積地です。