東京モノレール

羽田空港と都心を結ぶモノレールを営業する鉄道会社です(本社:東京都港区)。創業以来、日立物流の100%子会社でしたが、現在はJR東日本が70%の株式を保有しており、その傘下に入っています。開通当初の社名は「東京モノレール」で、1967年11月1日に、日立運輸・西部日立運輸と合併して「日立運輸東京モノレール」となりましたが、1981年5月1日に分社化されて旧社名に復しています。

Suicaを導入する一方でパスネットには非対応、「周遊きっぷ」東京ゾーンへの追加など、旅客営業上、JR東日本グループとしてのカラーが色濃くなっています。かつては空港輸送の独占ルートに近い状況でしたが、1990年代以降は京急が空港輸送に力を入れてきたこともあり、激しい競争を展開しています。

(2004年12月29日)

【Link】 東京モノレール公式Webサイト

★1996年3月15日、羽田空港にて完乗(現・羽田空港第1ターミナル。その後の開業区間も乗車済み)。2005年6月19日、天空橋にて全駅乗降。全駅の写真を掲載しています。

羽田空港第2ビルからモノレール浜松町にいたる、全17.8kmの跨座式モノレールです。車両は6両で、車内は空港利用客が多いことを想定し、持ち込んだ大荷物を置きやすい構造になっています。各駅停車のほか、羽田空港第1ビルと天王洲アイル以外の中間駅を通過する、快速も設定されています。

羽田空港側のターミナルは、空港の移動や拡張に伴って大きく変わりました。現在は、2つのターミナルにそれぞれ駅が設けられた格好になっています。天空橋の先で地下区間を抜けると、倉庫や運河に囲まれた中を高架線で進んでいきます。競馬開催日の大井競馬場をのぞき、あまり乗降のない中間駅が並びますが、高層ビルが建ち並びビジネス街と変貌した天王洲アイルは、空港利用とは関係ないビジネスマンが多数利用しています。田町付近でJR線に寄り添うようになり、浜松町駅の手前でJR線をオーバークロス、JRの西側に到着します。

東京モノレールの手によって、1964年9月17日に(旧)羽田-モノレール浜松町が地方鉄道として開業しています。1993年9月27日に、羽田空港(現、羽田空港第1ビル)-整備場を開業し、(旧)羽田-整備場は廃止されています。2004年12月1日には、羽田空港を羽田空港第1ビルと改称し、羽田空港第2ビル-羽田空港第1ビルが開業しています。

(2004年12月29日)

駅一覧

このページの先頭へ