かつての温泉街は住宅地に

綱島

つなしま
Tsunashima
綱島駅
綱島駅。2003-05-18

急行停車駅が続く

綱島駅上りホーム
写真1綱島駅上りホーム(奥は横浜方)。2010-06-20

日吉から先は再び下り勾配となります。将来は東急新横浜線の一部となる目黒線の引上げ線を見ながら進み、起伏の大きい中を進んで、綱島駅に至ります。

高架上に相対式ホーム2面2線を持つ駅で、急行が停車します。

改札口は2カ所に

綱島駅メイン改札口
写真2綱島駅メイン改札口。中央奥に北口へのサインが見えます。2010-06-20

改札口は地平に設けられており、東口と西口の2つの出口に通じるメイン改札と、北口に通じるサブ改札の2つになります。

東口はバス降車場に、北口はバスターミナル(乗り場)に面しています。このため、路線バスとの接続が非常に便利ですが、周辺道路が狭いため、渋滞により駅前までなかなか入れないケースも多くなっています。また、人の行き来もなかなか激しく、駅近くはかなり危険な状態になっているゾーンもあります。

歓楽街の名残も

綱島駅西口
写真3綱島駅西口。2010-06-20

周辺にはスーパーや商店街が多数立地するほか、東京近郊では珍しい天然温泉を湧出する綱島温泉が残っています。もっとも、温泉街としてはすでに衰微しており、その多くの跡地がマンションなどに変わっています。東横線沿線には珍しく風俗営業の店舗が多く見られるのは、歓楽街だった名残でしょう。

停車列車 [2019年6月現在]

急行が停車します。

乗り場

東側から順に、1番線、2番線となります。

  • 1.東横線下り 菊名、横浜方面
  • 2.東横線上り 自由が丘、渋谷方面

駅名の由来

確認中。

歴史

東京横浜電鉄の最初の区間、丸子多摩川(現・多摩川)と神奈川(反町-横浜間、現在は廃止)の間が開業した際に営業を開始しました。開業当初は「綱島温泉」と称しましたが、戦時中の1944年10月20日に「綱島」と改称されています。

略年表(クリックまたはタップで開きます)
1926年(大正15年)2月14日
東京横浜電鉄の丸子多摩川(現、多摩川)-神奈川(反町-横浜間、現在は廃止)間開通に伴い、「綱島温泉」駅開業。
1944年(昭和19年)10月20日
駅名を「綱島」に改称。
1963年(昭和38年)11月
高架化。
2020年(令和2年)3月16日
駅構内および高架下に商業施設「エトモ綱島」オープン[1]

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

綱島温泉 東京園

駅東口から東へ徒歩1分。天然ラジウム温泉を利用した温泉センターで、昭和中期のレトロな雰囲気が残っている。日中の入浴休憩は800円だが、1時間以内の場合はこのうち410円が払い戻される。

綱島公園

駅西口から北へ徒歩6分。丘陵上にあり、雑木林に囲まれた公園。春には桜が美しい。

綱島市民の森

駅西口から北西へ徒歩9分。綱島公園の西にある森林公園で、鬱蒼とした檜の森がある。展望台からは、晴れた日には富士山を望むことができる。江戸時代後期の長屋門と明治中期の主屋の残る飯田家住宅がある。

  1. 東急 プレスリリース「綱島駅構内および高架下に「エトモ綱島」3月16日(月)開業 (2020年2月21日)。

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