山林が広がる中、少し東西に平地が開けたところに設けられている駅です。やたらと長い駅名ですが、地名としては「上三依」のみで、これに「塩原温泉へのアクセス」という意味を付しています。
開業当初は棒線駅でしたが、その後交換設備が設けられ、島式ホーム1面2線から成っています。ホームは築堤上の少し高くなったところにあり、地下通路を通ってホーム東側の駅本屋へ出ることになります。
駅舎は、とんがり屋根をトレードマークにする直線的な造形をした平屋建てのもので、駅舎のカラーリングは茅葺き屋根のそれをもとにしたものと思われ、ほかにこれといって目立つもののないこの地域におけるモニュメントとなっています。乗降客は少ないものの、委託と思われる駅員が配置されており、観光案内などをあわせて行っています。
駅の周辺には人家はごく少なく、会津鬼怒川線と平行する日光街道沿いの飲食店に人が出入りしている程度です。駅からほど近い場所に水生植物園があるため、ここへのアクセスには便利。なお、塩原温泉との間は那須塩原市が運営するバスが連絡していますが、東京方面からは那須塩原方面からのアクセスが一般的と思われ、観光利用がどの程度見込めるのかはわかりませんが。駅前広場への人の出入りはそれなりにありますが、その多くが日光街道を利用するライダーやドライバーで、近隣住民の利用はごく少ないようです。
乗り場
駅本屋の反対側から順に、1番線、2番線となります。
- 1.会津鬼怒川線下り 会津高原尾瀬口方面
- 2.会津鬼怒川線下り 新藤原方面
駅名の由来
確認中。
歴史
野岩鉄道開業の際に設置された駅です。
- 【1986年10月9日】 鉄建公団野岩線(B線)が開通、野岩鉄道会津鬼怒川線の駅として「
下野上三依 」駅開業。 - 【1988年10月19日】 列車交換設備を設置し、湯の香ラインの開通にあわせて駅名を「上三依塩原」と改称。
- 【2006年3月18日】 駅名を「上三依塩原温泉口」と改称。
周辺の見どころ
上三依水生植物園
駅から南に出て、徒歩6分。コメント準備中。 [Google Map] [Mapion]
【WebSite】http://www.yamasyokubutu.co.jp/
その他
- 第2回「関東の駅百選」(運輸省関東運輸局)選定駅。