川が合流するところに小さな平地が形成されており、ここに設けられているのが中三依温泉駅です。
築堤上に島式ホーム1面2線が設けられており、新藤原方にある待合室を通って階段を下りて外に出るつくりになっています。待合室には飲料水の自動販売機が設置されています。
通路には、会津鬼怒川線が開通した際につくられたと思われる飾り付けが展示されています。通路の先には小ぶりな駅舎がありますが、現在では無人駅になっており、自動券売機なども設置されていません。もとより、駅員を置くほどの利用者があるとも思えませんが。
駅前には小さな広場が設けられており、その中ほどには櫓が置かれています。駅前には新しい寺がありますが、これは会津鬼怒川線の線路用地にあったものが移転したものです[1]。
駅周辺は小集落で、小学校および中学校、日光市役所三依支所(旧三依村役場)が近くにあるものの、民家がぽつぽつ建っている程度です。なお、駅からほど近い場所に日帰り温泉施設「男鹿の湯」があり、列車待ちの間に一風呂浴びることができます。
乗り場
西側から順に、1番線、2番線となります。
- 1.会津鬼怒川線下り 会津高原尾瀬口方面
- 2.会津鬼怒川線上り 新藤原方面
駅名の由来
三依の名称については確認中。
歴史
野岩鉄道開業の際に設置された駅です。
- 【1986年10月9日】 鉄建公団野岩線(B線)が開通、野岩鉄道会津鬼怒川線の駅として「中三依」駅開業。
- 【2006年3月18日】 上三依塩原駅の改称にあわせ、駅名を「中三依温泉」と改称。
周辺の見どころ
川治温泉郷
確認中。
- 種村直樹「野岩鉄道 会津鬼怒川線 初乗りレポート」『鉄道ジャーナル』鉄道ジャーナル社、No.241(1987年1月号)、92ページ。