地上に出ると大きな観光駐車場

龍王峡

りゅうおうきょう
Ryuokyo
龍王峡駅
▲龍王峡駅駅舎《2010年5月3日撮影》
龍王峡駅ホーム
【写真1】龍王峡駅ホーム。《2010年5月3日撮影》

龍王峡は、鬼怒川が形成した渓谷を指す名称です。この龍王峡の入口付近に設けられているのが龍王峡駅です。

2つのトンネルに挟まれた切り通しに設けられている駅です。正確には、ホームの半分ほど新藤原方はトンネルの中に入っている、いわば“半・トンネル駅”といえます。

龍王峡駅ホームからトンネル側を望む
【写真2】龍王峡ホームからトンネル側を望む。引退寸前の初代AIZUマウントエクスプレスが発車。《2010年5月3日撮影》

観光客の乗り降りが多い駅ですが、始発駅である新藤原駅から2kmたらずと近いこともあって、1面1線のみとなっています。このため、列車が到着すると、どちら方面へ向かう列車かを示すアナウンスが毎回行われています。

地上へは、ホームから階段を上ることになります。おおむね2~3階ぶんを登る形になるので、ホーム上に置かれているコインロッカーを利用するのもよいでしょう。

龍王峡駅ホームから駅改札方面を望む
【写真3】龍王峡駅ホームから駅改札方面を望む。《2005年9月18日撮影》

地上に出ると、小さな駅舎の中に委託駅員が詰めています。駅は龍王峡観光用の駐車場に面しており、土産物屋や飲食店に出入りする人が頻繁に出入りしています。

龍王峡の入口はすぐ脇にあり、階段をかなり上り下りすることになります。私が訪れたときにはどの人も軽装で、財布とせいぜいカメラくらいしか手にしていない人が多かったのですが、鉄道利用が便利なここでも、やはり自家用車でのアクセスが中心になっているのでしょう。

駅名の由来

駅すぐ近くにある峡谷の名称から取ったものです。龍王峡の名は、急流が険しい地形を形成し、それが長く続いていることから龍神が祀られたことによるものでしょう。

歴史

野岩鉄道開業の際に設置された駅です。

周辺の見どころ

龍王峡

龍王峡
【写真1】龍王峡。《2010年5月3日撮影》

駅から西に出て、徒歩2分。下流から順に、白龍峡、青龍峡、紫龍峡となり、さまざまな奇岩とそれをはむ水流が目を楽しませてくれます。散策自由。 [Google Map] [Mapion]

【WebSite】http://www.ryuokyo.org/

【会津鬼怒川線】 新藤原龍王峡川治温泉川治湯元湯西川温泉中三依温泉上三依塩原温泉口男鹿高原会津高原尾瀬口

2010年7月10日

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