民間デベロッパーの山万が、佐倉市の井野地区を中心とした住宅開発を行う際に、住民の足として、新交通システムを自前で建設・運営しているものです。鉄道業以外の民間企業が、開発に伴って独自に鉄道事業を行ったのは、本邦で初めての事例です。
(2004年12月25日)
★1993年11月28日、公園にて完乗。2004年4月17日、公園にて全駅乗降。全駅の写真を掲載しています。
全長は4.1kmで、全区間が単線になっています。ポートライナーと同様のラケット状路線となっており、公園から女子大、中学校、井野を経由して公園に戻る区間は、反時計回りの一方通行になっています。中央案内式の直流750V、3両編成で運転されており、公園に事業所が、女子大に車両基地があります。車両には「こあら号」の愛称が付されています。
駅名は「公園」や「中学校」といったきわめて即物的なものが大半で、純粋に地名から駅名を取ったものは1つしかありません。なお「女子大」は、駅を作ったはいいものの、誘致していた女子大のキャンパスが結局できずに終わり、駅名が宙に浮いた格好になっています。
(2004年12月25日)
ユーカリが丘―地区センター―公園―女子大―中学校―井野―[公園]
ご意見、ご感想などは、脇坂 健までお願いいたします。
Copyright ©1999-2007 Wakisaka Ken. All Rights Reserved.