鞍馬線は、2020年7月8日に発生した令和2年7月豪雨に伴う災害のため、市原-鞍馬間が運休となっています。(2020年7月18日現在)
二軒茶屋を出ると勾配はいよいよ急になり、高台からしだいに山へと分け入っていきます。
片面ホーム1面1線のみから成る無人駅です。ホームには上屋が設置されており、また小さな待合室が設けられています。ホームと線路を挟んで反対側にあるコンクリートの物件は、戦前に使われていた旧ホームです。戦前まではこの市原までが複線区間でしたが、戦時中の鉄材供出のため全線が単線化され、戦後も複線化は二軒茶屋で止まっています。眠りについているこの旧ホームが日の目を見ることはあるのでしょうか。
駅の西側一帯は少し開けた集落になっているほか、織物工場が立地しています。
歴史
詳細は確認中。
略年表(クリックまたはタップで開閉)
- 1928年(昭和3年)12月1日
- 鞍馬電気鉄道によって山端(現、宝ヶ池)-市原間が開通した際、開業。
- 1929年(昭和4年)10月20日
- 市原-鞍馬(仮)間が開通、中間駅となります。
- 1942年(昭和17年)9月1日
- 鞍馬電気鉄道が京福電気鉄道に合併、同社の駅となります。
- 1986年(昭和61年)4月1日
- 京福電気鉄道から叡山電鉄に譲渡され、同社の駅となります。
- 2018年(平成30年)9月4日
- 平成28年台風21号による風水害に伴い、叡山本線を含む叡山電鉄全線が運休(7日、二軒茶屋-市原間が復旧、運転再開)。
- 2018年(平成30年)9月27日
- 鞍馬線・市原-貴船口間が復旧、運転再開。
- 2020年(令和2年)7月8日
- 令和2年7月豪雨に伴う水害に伴い、鞍馬線・市原-鞍馬間が運休。