高野川と賀茂川が合流する地点の東側に設けられた、叡山電鉄のターミナルです。この合流地点以南は、川の名前は鴨川となります。
駅舎は地上1階建てのシンプルなものですが、京阪鴨東線の開業を機にリニューアルされ、小なりといえど3面の頭端式ホームを備え、それなりの貫禄を見せています。自動改札機の設置されている有人駅です。
地下駅である京阪鴨東線の出町柳駅とは、叡電出町柳駅の脇にある地下出入口から連絡しています。2両編成が最大の叡電と長大編成の京阪では輸送力に格段の差があるため、京阪開通後は鞍馬山方面への観光客の積み残しが多発し、観光シーズンには改札制限が行われます。
鉄道だけでなく、市バスを中心とした路線バスの要衝でもあり、小ぶりながらバスターミナルが整備されています。駅の東側には京都大学、鴨川を渡った西側には同志社大学と、京都の顔ともいえる大学も近く、繁華街こそ形成していないものの若者が多く見られる一帯でもあります。
乗り場
西側から順に、1番線、降車ホーム、2番線、3番線、降車ホームとなります。
- 1.叡山本線下り 八瀬比叡山口方面
- 2.鞍馬線下り 二軒茶屋、鞍馬方面
- 3.鞍馬線下り 二軒茶屋、鞍馬方面
駅名の由来
鴨川対岸、河原町今出川周辺の地域名称「出町」と、駅所在地周辺の地域名称「柳」をあわせた合成駅名とされています。出町の名称は現在は地名としては使われていませんが、現地の屋号などで利用されている企業や店舗が多く見られます。柳の名称は、「田中上柳町」「田中下柳町」という地名になっています。
歴史
京都電燈が出町柳-八瀬(現、八瀬比叡山口)間を開通させた際にターミナルとして設けられた駅です。京都市電廃止後は長らく離れ小島となっていましたが、1989年10月5日に京阪鴨東線が開通すると、大勢の観光客であふれるようになりました。
- 【1925年9月27日】 京都電燈によって出町柳-八瀬(現、八瀬比叡山口)間が開通した際、始発駅として開業。
- 【1942年3月2日】 京都電燈から京福電気鉄道に譲渡され、同社の駅となります。
- 【1986年4月1日】 京福電気鉄道から叡山電鉄に譲渡され、同社の駅となります。
- 【1989年10月5日】 京阪鴨東線の三条-出町柳間が開通、接続駅となります。
周辺の見どころ
知恩寺
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吉田神社
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銀閣寺(慈照寺)
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下鴨神社(賀茂御祖神社)
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