住宅地の中の静かな駅

稲野

いなの
Inano
稲野駅
▲稲野駅伊丹方面乗り場《2007年9月17日撮影》
稲野駅塚口方面乗り場
【写真1】稲野駅塚口方面乗り場。こちらは無人になっています。《2007年9月17日撮影》

相対式ホーム2面2線から成る地平駅です。上下両ホームは完全に分離されており、各ホームにそれぞれ別々の改札が設けられています。駅員は西側の伊丹方面行きにのみ詰めています。

伊丹方面から駅を出るとすぐにスーパーが立地していますが、駅の周辺は住宅地となっており、静かなたたずまいです。阪急稲野駅から東へ700mほどのところにJR猪名寺駅があり、同名駅である塚口や伊丹よりも近い距離にあります。

乗り場

号線表示はありません。

駅名の由来

大和王権時代にこの地を支配していた豪族、猪名氏からついた地名といわれています。

歴史

伊丹線の駅は当初、伊丹と伊丹口の2駅の予定だったところ、伊丹口は伊丹線開通1年後の1921年5月に稲野停留場として開業、1925年には稲野住宅地を売り出して住宅地の拠点となりました。1987年6月には、東改札口が新設され構内踏切が廃止されています[1]

周辺の見どころ

御願塚古墳

駅から北西へ、徒歩3分。帆立貝式古墳で、墳丘部には祠が置かれ神社となっています。周辺にはほかにも小古墳があり、この一帯に勢力をはっていた豪族の墓とみられます。


  1. 阪急電鉄広報誌『阪急沿線』1987年8月号。

【伊丹線】 塚口稲野新伊丹伊丹

2007年12月24日

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