京都、宝塚、神戸の3本線が集結している一大ターミナルで、阪急はおろか、日本の私鉄中最大の乗降客数と床面積を誇る巨大ターミナルです。
コンコースは地上3階にあり、改札は2階の中央改札のほか、3階東端部、2階茶屋町口の3つがあります。このうち前2者は自動改札機がずらりと並び、高い天井から「×○」の表示器がつり下がるという光景が、20年以上変わることなく続いています。
この梅田駅発の乗車券は、梅田の「田」の字が「□の中に×」となっており、これは自動改札未導入時代に識別を容易にするためだっのでしょうが、「スルッとKANSAI」対応カードの裏面印字にまで踏襲されています。
ホームは頭端式となっています。3本線それぞれとも3線から成り、乗車ホームと降車ホームが完全に分離されています。この9線にマルーンの車体がずらりと並ぶまさに圧巻で、外観がよく似た車両がこれだけきれいにそろうのは、日本に駅あまたありといえど、ほかではまず考えられません。
駅の1階には、南側に紀伊國屋書店梅田店を中心とした阪急三番街南館、北側には阪急三番街北館や阪急かっぱ横町、阪急古書のまちなど、駅が「阪急ゾーン」の一部に囲まれているという印象です。駅のスケールが非常に大きいため、阪神や地下鉄御堂筋線の梅田あたりから歩くと、いつまでたってもホームに届かないような感覚に陥ることがあります。
駅の南側にある阪急百貨店は、初代阪急梅田駅のあった位置にあたり、かつてのコンコースは通路として利用されています。コンコース跡の天井はゆったりとした上品なアーチを描いており、数々の壁画やステンドグラスが彩りを添えています(内装は伊藤忠太設計)。クラシックな外観は、梅田の象徴的ともなっていますが、老朽化と耐震性強化に伴う改築により、2005年内の取り壊しが決定しています。館内で使われている大理石などには多くの化石が埋もれていることでも名高い。
停車列車 [2010年8月現在]
始発駅なので当然ですが、全列車が停車します。
神戸線
- 特急・急行 大阪梅田 → 十三
- 普通 大阪梅田 → 中津
宝塚線
- 日生エクスプレス・急行 大阪梅田 → 十三
- 普通 大阪梅田 → 中津
京都線
歴史
詳細は確認中。
- 1910-03-10
- 開業。
- 2019-10-01
- 駅名を「梅田」から「大阪梅田」に変更。
その他
- 第1回「近畿の駅百選」(国土交通省近畿運輸局)選定駅。