かつては神戸一の盛り場でした

新開地

しんかいち
Shinkaichi
新開地駅
▲新開地駅ホーム《2005年3月12日撮影》

阪急・阪神・山陽が乗り入れている東西線と、神鉄が乗り入れている南北線の乗換駅です。

東西線は中線と外側線のある2面3線構造で、地下2階にあり、阪急電車はここまでの乗り入れとなっています。

コンコースは地下1階にあり、南北線ホームの南側で、改札は東西2個所にあります。改札口周辺は「新開地地下街」となっており、さまざまな種類の飲食店が並び、通勤客などで夕方には活況を呈しています。この新開地から高速神戸にかけて長い地下道が続いており、特に新開地側の西半分にはゲームセンターや卓球場、古本屋などが軒を連ね、独特の雰囲気を作っています。

新開地は、旧湊川が河川掛け替えによって廃川となった跡地に作られた土地です。数々の映画館や演芸場が建ち並び、東京の浅草と並ぶ大衆芸能の拠点として栄えてきましたが、戦後は米軍キャンプの存在や市役所の三宮移転のために徐々に衰退していきました。現在は労働者が多く物価が比較的低い地区となっていますが、庶民的な商店や飲食店が多く軒を連ねており、南は湊町、北は湊川にいたる大きな商店街が今なお健在で、オフィス街としての色合いもまだ残っています。駅の北東側には、歓楽街として名高い福原地区が広がっています。観光客とは無縁の“神戸”の生臭さをいちばん感じさせてくれる一帯である、といえましょう。

停車列車 [2010年10月現在]

確認中。

乗り場

阪急、阪神、山陽の各車両が乗り入れる東西線は、方向別2面3線です。

駅名の由来

特記事項なし。

歴史

神戸高速鉄道開業時に、南北線と東西線の結節点として開業しました。キセル乗車防止のため、東西線と南北線の間の中間自動改札が1993年10月1日に設置されましたが、「スルッとKANSAI」加盟を控え、1999年5月8日かぎりで廃止されています。

周辺の見どころ

特にありませんが、上述の地下道は一見の価値があります。

その他

《乗り換え》神戸電鉄-神戸高速線

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