比叡山ケーブルの山上駅です。
ケーブル坂本駅と同様、駅舎は開業当初からのもので、国の登録有形文化財となっています。立方体の脇に小箱を付けたような形で、縦長の窓が好アクセントとなっています。もっとも、黄色に近い外装は、緑あふれる周囲からはかなり浮いた印象を与えます。
ケーブルカー開業以来大きな改修が行われていない同駅ですが、当時としては都市部でもなかなかお目にかかれないモダンな建築物だったものと思われます。内装もかなり凝っており、腰回りはタイル張り、要所要所に縁取りが施されています。
出口と入口は分離されており、中央にある出札窓口の右手が入口となっています。
駅舎は2階建てになっており、かつては2階に展望レストランが設けられていたといいます。現在はホールとなっており、ギャラリーなどとして利用されることが多いようです。ケーブル坂本駅とともに、国の登録有形文化財です。
比叡山延暦寺の根本中堂へは、ここから歩くことになります(バスの便もあり)。また駅の裏手からは、もたて山方面へ向かうハイキングコースが延びています。
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2006年9月8日、写真を追加のうえ加筆修正
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