我孫子町
あびこちょう
Abikocho

【注意】このページは、下り線高架化以前の情報をもとに記載しています。2006年5月21日以降、高架駅となり、地上駅舎は廃止されています。

我孫子町駅

 対向式ホーム2面2線を基本としていた駅ですが、こちらも上り線はすでに高架線に移行しています。旧上りホームは現在も手つかずで残っており、レールもそのままですが、下り線が高架化された暁に撤去されるのでしょう。

 下り線には和歌山方に駅舎が設けられていますが、もとは比較的コンパクトな駅舎だったところ、利用客の増大にあわせて増築したようで、なんともちぐはぐな印象を受けます。上掲写真で瓦屋根のある部分がオリジナルの駅舎で、その後左側へと改札を拡張していったものと思われます。現在、「みどりの窓口」など、基本的な駅機能はすでに高架駅のほうに移っており、この拡張された駅舎も、そのキャパシティをもてあまし気味です。

 ホーム中ほどからは、通常は閉鎖されているスロープがあり、駅舎の後ろ側に出ることができます。こちらには「運賃精算所」と記された窓口と、鉄パイプでできた改札口が用意されています。年末年始の多客時などに、我孫子参詣の乗客をさばく目的でつくられた設備ですが、現在となっては出番はあまりないようで、自動改札機は設置されていませんでした。もっとも、高架化目前の状況では、利用客の多寡にかかわらず、そういった設備をおくことはないでしょうが。

今でもそのまま残る臨時改札口

地上の下りホームからは臨時改札口へ通じるスロープがありますが、現在ではまったく使われていないようです。《2005年8月6日撮影》

 駅の周辺は商店街で、大小さまざまな商店が並んでいますが、高年齢者が多いようで、比較的落ち着いた雰囲気でした。我孫子観音参詣の拠点駅のひとつで、御堂筋線我孫子開業までは最寄り駅でした。

乗り場

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駅名の由来

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歴史

 1930年1月1日に、我孫子観音への参拝客の便を図り、我孫子観音前仮停留場が設置されたのが前身で、この仮停留場は同年12月6日に停留場に昇格しました。1944年5月1日に国有化された際、現在の「我孫子町」に改称のうえ、停車場に昇格しています。

周辺の見どころ

我孫子観音【未訪】

 大阪市-御堂筋線:我孫子を参照のこと(未記述)。

【住吉郵便局】駅から西へ、徒歩4分。未訪。
【住吉我孫子郵便局】駅から南東へ、徒歩5分。未訪。

2006年1月5日

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