関西本線における伊賀地域の中心駅です。もっとも、鉄道は上野の市街地から大きく北に離れた位置にあり、上野へは伊賀鉄道に乗り換えることになります。伊賀鉄道とは駅構内を共用していますが、駅はJR西日本が管理しています。
大きい瓦屋根が印象的な木造駅舎が健在ですが、玄関部分に小さな三角屋根が設けられ、外壁が改修されるなど、細部に変更が見られます。
ホームは改札前の片面ホームと、北側の島式ホームの2面から成り、駅本屋前ホームと島式ホームの間は跨線橋で連絡しています。
出口は駅本屋のある南側にのみ設けられていますが、駅前はしっかりした広場があるものの、市街地は形成されていません。駅の北側には工場が立地しています。上野の市街地は、伊賀鉄道上野市駅付近になります。
乗り場
伊賀鉄道の切り欠け式ホームが1番線となっており、連番になっています。2番線が駅改札正面なのですが、改札口で「加茂方面は2番線」などと表示されると、跨線橋を登ってしまいそうです。
- 2.関西本線 加茂、奈良方面
- 3.関西本線 柘植、亀山方面
- 4.関西本線 (不定)
駅名の由来
もとの駅名は「上野」でしたが、東京の上野駅と区別するために旧国名の「伊賀」を付したものです。
歴史
関西鉄道が上柘植からここまで延長された1897年1月に暫定的な終着駅として設置されましたが、同年11月11日には関西鉄道は加茂まで延長、中間駅となっています。開業当時の駅名は「上野」で、関西鉄道が国有化されたのちもしばらくこのままでしたが、1916年9月11日に「伊賀上野」と改称して現在にいたっています。
- 【1918年11月10日】 開業。
周辺の見どころ
確認中。
◆ 訂正 ◆
- 文中に、誤って柘植駅の構内写真を掲載しておりました。訂正いたします。なお、当該写真は柘植駅のページにて掲載しています。(2009年6月7日)