井手町の中心に位置する駅です。
相対式ホーム2面2線から成る地平駅で、両ホームは跨線橋で結ばれています。駅本屋のある西側ホームが使われることが多く、東側ホームはあまり使われていないようです。そのせいか、列車の到着間際に、別のホームからあわててもう一方のホームへ移動する人がみられました。
駅舎は平屋横長のもので、開口部が大きく開放的な印象を与えます。駅前には道路脇につくったような小さい広場が整備され、そこから商店街が延びていますが、活気は感じられませんでした。なお、駅の南側を流れている川は「玉川」で、玉水と同語源と思われます。
駅名の由来
玉水は、湧水が豊富である土地ゆえの地名でしょう。
歴史
奈良鉄道が桃山から玉水まで1896年1月に開業した際に、暫定的な終着駅として設置された駅です。開業から1月半後の同年3月13日には玉水-木津が、4月18日には木津-奈良が開通しています。なお、奈良鉄道は1896年4月までに京都-奈良を全通させたのち、1905年2月に関西鉄道に譲渡され、さらに1907年10月に国有化されています。
- 1896年1月25日
- 開業。
- 2018年12月15日
- 橋上駅舎および東西自由通路供用開始[1]。