相対式2面2線から成る地平駅で、駅舎は木津方面行きホームに面しており、京都方面行きホームとの間は跨線橋で連絡しています。出口は駅舎のある東側のみにありますが、主要な道路などは西側にあるため、駅南側にある地下自由通路を抜けた西側にロータリーが整備されています。
駅舎は木造平屋建ての小ぶりなもので、薄水色に塗られているほか腰部分に帯状のカラーリングが施されています。ローカル線の小駅では典型的な駅舎ですが、今ではこういうタイプの駅舎もずいぶん少なくなってきました。
駅の周辺は農村地帯で、これといった集落は形成されていません。駅前には小商店と個人の住宅がぱらぱらあるという程度です。なお、西口ロータリーからほど近いところに、町立図書館などの公共施設が立地しています。
棚倉から上狛にかけての一帯は古代から集落が形成された地域で、椿井大塚山古墳に代表される、大和王権の関係が深いと思われる遺跡が多数あります。
停車列車 [2011年7月現在]
確認中。
乗り場
確認中。
駅名の由来
確認中。
歴史
奈良鉄道が玉水から木津まで延長開業した際に設置された駅です。奈良鉄道は1896年4月までに京都-奈良を全通させたのち、1905年2月に関西鉄道に譲渡され、さらに1907年10月に国有化されています。
- 【1896年3月13日】 開業。
- 【1987年4月1日】 国鉄の分割民営化に伴い、JR西日本の駅となります。
周辺の見どころ
湧出宮
駅からすぐ。湧出宮の名称は、この地に鎮座したとき一夜にして森が湧き出たことに由来するといわれています。参道から境内にいたるまで森に囲まれており、祭礼時以外は静かな空間になっています。例年2月中ごろに行われる「居籠(いごもり)祭」が有名。参拝自由。