相対式ホーム2面2線から成る高架駅で、ホーム中ほどから階段で中1階のコンコースに降りる構造になっています。改札はコンコースの東側に1つあり、ここから高架下には飲食店などが入っています。なお、かつてはコンコース北側に、改札の内外から利用できるコンビニがありましたが、現在では改札外からのみ出入りできる100円ショップになっています。
正面玄関には楕円形のアーチを2つ並べでおり、東海道本線の灘駅にも通じるしゃれたデザインです。
駅の周辺は大阪の下町で、西側は天王寺へと連なる一帯、東側は鶴橋へ続くコリアンタウンとなっています。駅周辺の駐輪自転車が非常に多い駅のひとつです。
桃谷という地名は、ここから西にかけての一帯に桃林があったことに由来するといわれますが、今ではその痕跡をうかがうことはできません。
大阪鉄道が天王寺から玉造まで開通させた1895年5月に設置された古い駅で、当時は寺田町、鶴橋の両駅はまだなく、唯一の中間駅でした。その後、1900年6月6日に関西鉄道に合併されたうえ、1907年10月1日に国有化されています。開業当初は一般営業駅でしたが、1931年4月末かぎりで貨物営業が廃止されています。
特になし。
【生野桃谷郵便局】駅から東へ、徒歩3分。未訪。
【天王寺真法院郵便局】駅から南西へ、徒歩6分。1989年8月9日訪問。
2006年9月2日、写真を追加のうえ加筆修正
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