本格的な開発はこれから

白庭台
しらにわだい
Shiraniwadai

白庭台駅

 けいはんな線は、生駒を出ると2006年に開通した新しい区間となります。生駒・奈良市境でS字状の大きなカーブを進み、ほどなく白庭台駅にいたります。

 相対式ホーム2面2線から成る駅で、ホームは堀割の中に設置されており、その上にコンコースが整備されています。このためホームはやや暗くなっています。丘陵地帯にあり、駅の前後はトンネルに挟まれています。

白庭台駅ホーム

白庭台駅ホーム。《2007年7月15日撮影》

 駅舎は地平にあり、曲線を用いた採光のよい屋根が印象的です。コンコースはゆったりとしており、開放的です。

 改札の南北に出口が設けられており、北側にはロータリーが整備されています。私が下車したときには、南側は整備中でした。

乗り場

 北側が1番線、南側が2番線です。

駅名の由来

 『日本書紀』において、物部氏の祖先とされる饒速日命(ニギハヤヒノミコト)が大倭国鳥見白庭山を根拠地としたという記述がありますが、1940年前後の聖蹟ブームの中で、政府がこの地域を白庭山と認定したことによって付いた地名です。この地域を流れる富雄川の名称からうかがえるように、その後の地名として定着しているエピソードではありますが、「鳥見白庭山」を示す考古学上の発見はなく、客観的な証拠はありません。

歴史

 けいはんな線が開通した際に設置された駅です。

周辺の見どころ

 特になし。

2008年1月13日

ご意見、ご感想などは、脇坂健までお願いいたします。
Copyright ©1999-2008 Wakisaka Ken. All Rights Reserved.