単線の高架上に片面ホームが設けられている棒線駅です。改札は高架下の地平にあり、駅のすぐ北側を横切っている道路に面しています。ホームの幅は比較的広くてゆったりしており、待合室も設けられています。
改札を出ると正面は道路ですが、案内板には「←西出口 宮甲田・新家方面 幸田方面 東出口→」とあり、改札を出た先の道路の向きそのものが“出口”と扱われているようで、この表現には驚きました。
駅の周辺は起伏があり、東側は坂になっています。駅周辺は住宅地です。
確認中。
駅から西へ、徒歩8分。正しくは「にしきおり」神社ですが、一般的には「にしこり」ないし「にしごり」と読まれます。錦織の名のとおり、織物の技術者が朝鮮半島より渡来してこの地に定住したことより、河内国錦織部の氏神として平安時代に創建されたものと思われます。本殿(摂社ともに国指定重要文化財)は室町時代初期に建てられたものですが、正面千鳥破風、軒唐破風付きというスタイルのさきがけといえるもので、江戸時代の神社建築に大きな影響を与えました。緑におおわれた参道は、散策に好適。拝観自由。
2008年8月23日
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