神業的なバスの出入りが名物

富田林
とんだばやし
Tondabayashi

富田林駅

 富田林は、パーフェクトリバティー(PL)教団本部の所在地として知られています。富田林駅周辺には商業施設などが立地していますが、富田林市西部(向陽台および小金台以西)から大阪方面に出るのは南海高野線の金剛駅を利用するほうが便利なので、人口に比して駅利用者の数はさほど多くありません。

 相対式ホーム2面2線から成る地平駅です。両ホームにそれぞれ面して改札が設けられているほか、両ホーム間は地下通路で連絡しているため、いずれの改札口から入っても両ホームに行くことができます。

 南出口側には鉄骨平屋建の駅舎があります。駅前広場は狭いものの、路線バスやタクシーがひっきりなしに出入りしており、特にここから出る路線バスは、いったん駅前広場の中央部に入ってから、駅舎脇のスペースにバックで車体を入れて待機するという、スイッチバック方式を取っています。いっぽう発車するときは、複数のバスがつぎつぎと連発していくさまは、あたかも出陣式か何かを思わせ、壮観です。車種こそ単調ですが、バスの出入りを見ているだけで飽きないバス乗り場といえましょう。

 駅前がこんな有様であることからうかがえるとおり、駅周辺は古くからの区画がそのまま残っており道路も狭くなっています。再開発が長らく後手にまわったおかげで、寺内町の古い街並みが残ったと見ることもできますが。

富田林駅北口

富田林駅北口。《2007年7月16日撮影》

 北出口側の駅舎は南口よりも大きく、また駅前広場も立派に整備されていますが、通常は無人化されています。このほか、多客時用の臨時改札が設けられています。例年8月1日に開催される「教祖祭PL花火芸術」(通称「PLの花火大会」)の際には、関西一円から大量につめかける信者および観光客をさばくため、この臨時改札口がフル稼働状態になります。

 古市から富田林までは複線区間ですが、この富田林から先は単線になります。

停車列車 [2008年8月現在]

乗り場

 南側から順に、1番線、2番線となります。

駅名の由来

 確認中。

歴史

周辺の見どころ

寺内町【未訪】

 駅から南へ、徒歩10分。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。コメント準備中。

2008年8月22日

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