神戸新交通

 神戸の市街地と埋め立て地を連絡する新交通システムの運営を行う、神戸市などが出資する第3セクターです(本社:神戸市)。

 日本有数の規模の人工島であったポートアイランドへのアクセス路線として、最初に新交通システムを導入した鉄道会社でもあります。2006年2月現在、ポートアイランドおよび神戸空港へ向かうポートアイランド線(通称、ポートライナー)、六甲アイランドへ向かう六甲アイランド線(通称、六甲ライナー)の2線を営業しています。「スルッとKANSAI」加盟会社です。

(2006年2月9日)

【URL】 http://www.knt-liner.co.jp/

★1989年8月18日、北埠頭にて完乗(その後の開業区間も乗車済み)。2006年2月4日、貿易センターにて全駅乗降。全駅の写真を掲載しています。

ポートアイランド線

 神戸の中心部であり鉄道交通の要衝である三宮と、ポートアイランド、神戸空港を結ぶ、10.8kmの路線です。愛称「ポートライナー」が定着しています。

 三宮から、中公園、市民広場、北埠頭を経て中公園、そして三宮へ戻るという、一方通行のラケット路線として、1981年2月5日に開業しました。日本国内における初の実用的な新交通システムとして注目を浴び、同年に開かれた神戸ポートアイランド博覧会における大量輸送にも耐え、無人運転と全駅ホームドアに代表される次世代型中量輸送機関の嚆矢となっています。この間、三宮と中公園の間は複線で両方向に列車が走り、それ以外の区間は、中公園から市民広場、北埠頭を経て中公園へと向かう一方通行の単線となっていました。

 2006年2月2日には、市民広場から神戸空港までが開業しました。空港アクセス路線としての役割が生じたことを受け、中公園から市民広場までが複線化され、当初から複線で工事が行われていた新線区間とあわせ、三宮-神戸空港が複線となりました。いっぽう、市民広場から北埠頭を経て中公園へいたる区間は、従来どおり単線の一方通行になっています。この結果、運行ルートは、三宮←→神戸空港と、三宮→中公園→市民広場→北埠頭→中公園→三宮という二系統となり、前者の系統では、三宮と中公園の間の駅を通過する「快速」が設けられています。また、従来は均一運賃制でしたが、対キロ区間運賃制へ変更されました。

※2006年2月8日現在、正式な起点および終点が未確認のため、当面は「従来路線」→「新規開業区間」の順にて掲載いたします。

(2006年2月9日)

駅一覧

三宮貿易センターポートターミナル中公園みなとじま市民広場南公園中埠頭北埠頭-[中公園]

[市民広場]-医療センター京コンピュータ前神戸空港

乗車履歴

六甲アイランド線

 JR東海道本線の住吉駅から、阪神の魚崎駅を経て、ポートアイランドに続く神戸第二の人工島である六甲アイランドを結ぶ新交通システムで、「六甲ライナー」の愛称が定着しています。

 住吉駅から住吉側に沿って進み、ほぼ一直線で南北に走ります。全長4.5kmという、小規模な路線です。南魚崎以北では住宅地の中を高架で進むため、ところどころで窓のガラスが自動的に不透明となり外が見えなくなるようになっています(もっとも、扉部分は透明のままですが)。

(2006年2月9日)

駅一覧

住吉魚崎南魚崎アイランド北口アイランドセンターマリンパーク

乗車履歴

ご意見、ご感想などは、脇坂健までお願いいたします。
Copyright ©1999-2007 Wakisaka Ken. All Rights Reserved.