住吉大社駅
▲住吉大社駅《2005年8月8日撮影》

住吉大社駅を東側から望む

【写真1】駅の西側には住吉公園が広がっており、商店街と公園に高架線が挟まれています。《2005年8月8日撮影》

複々線の2面4線から成る高架駅です。ホームが3階、コンコースが2階にあり、1階の商店の中を抜けて道路に出ます。

駅名のとおり、住吉大社への参詣駅です。通常は普通列車のみが停車しますが、年末年始には急行線の鎖が外され、優等列車が臨時停車します。

駅の高架下には「ショップ南海」が入っており、そのすぐ脇に、阪堺電軌上町線の駅があります。あまりにも立派な高架駅と、小さくまとまった低床ホームの対照は、アンバランスを通り越してシュールな印象を受けました。南海の駅が「住吉大社」であるのに、阪堺電軌上町線の駅が「住吉公園」であるのは、阪堺電軌阪堺線の「住吉鳥居前」が住吉大社の最寄り駅として位置づけられているためでしょう。もっとも、上の3つのどこで降りても、大きな差はありませんが。

駅の周辺は商店街となっており、ここから北へ延びる粉浜商店街には活気が感じられました。また、駅の西側には住吉公園があり、さまざまな施設が整備されています。

 

駅名の由来

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歴史

阪堺鉄道(現在の阪堺電気軌道とは別)が難波から大和川まで開通した際に、中間駅として設置されました。開業当初は「住吉」と称しましたが、のちに「住吉公園」と改称されています。さらに、1979年5月9日に「住吉大社」と再改称しています。

周辺の見どころ

住吉大社

駅から東へ、徒歩2分。住吉三神と神功皇后を祀る「海の神」で、古代の住吉津を背景にして王権と密接に関わってきた格式の高い神社。4つの本殿は、出入口が妻式で直線の屋根を描く「住吉造」となっており、神社建築の原初形態をよくとどめている貴重な存在として、国宝に指定されています。また、建造物や美術品などに数多くの重要文化財を残しています。境内は広くてゆったりしていますが、これは通常の姿にすぎず、初詣客の殺到ぶりは尋常ではありません。参拝無料。

【WebSite】http://www.sumiyoshitaisha.net/

住吉公園

駅から西へすぐ。住吉大社へと続く参道の南北に設けられた大阪最古の公園で、大阪府が管理しています。テニスコートや体育館なども整備されており、スポーツ利用が活発。園内散策自由。

《乗り換え》阪堺電気軌道-上町線:住吉公園

2005年8月19日、写真を追加のうえ加筆修正

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