対向式2面2線から成る地平駅です。この駅も、上下ホームが完全に分離されており、構内の連絡通路はありません。
上り線には、八角形の上半分を組み合わせたようなユニークなデザインの、洋館風木造駅舎が健在です。屋根は高いのですが、平屋です。窓のコーナー部分をあえて丸くせず直線で構成しており、堅い印象と安定感を与えています。
上り線の改札正面の軒上には、高師浜や諏訪ノ森と同様、3つの窓にステンドグラスがはめ込まれており、蛸地蔵伝説が描かれています。天井には八角形の装飾が設けられているなど、必ずしも観光駅としてメジャーな存在とはいえなかった小駅でありながら、細かいところまでよく作り込まれた吊駅舎といえましょう。
下り線の駅舎は、南海の他の駅と同様にコンパクトなものですが、開口部が大きい割にシンプルな軒で、その上の切妻部分に装飾を入れるなど、軽妙なデザインに仕上がっています。
駅周辺は岸和田市の中心地から続く商店街になっており、駅吊となっている蛸地蔵(天性寺)や岸和田城が近くにあります。
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2005年8月25日、写真を追加のうえ加筆修正