妙見山へはここからさらに歩きます

ケーブル山上
けーぶるさんじょう
Cablesanjo

ケーブル山上駅

 妙見ケーブルの山上側にある駅です。駅舎は鉄筋2階建てのもので、売店が入っています。

ケーブル山上駅ホーム

ケーブル山上駅ホーム。《2007年9月17日撮影》

 駅付近では特に眺望がよいわけではないため、ケーブルカーを降りた参拝客は、そのまますぐ上り坂を進みます。もっとも“山上”とはいえ、実際にはここから5分ほど上り坂を進んでリフト乗り場へいたり、さらにリフトを降りてから10分ほど上り坂をさらに進んで、やっと妙見山の鳥居にたどりつきます。

歴史

 妙見鋼索鉄道によって滝谷-中間-妙見山が開通しました。戦時中の1944年2月10日かぎりで不要不急路線として廃止されますが、1960年4月22日に能勢電気軌道によって黒川(滝谷から改称)-山上(中間から改称)が復活し、現在にいたっています。なお、中間-妙見山は戦後になっても復旧しませんでした。

周辺の見どころ

シグナス森林鉄道

 リフト乗り場の脇に設けられている観光鉄道で(鉄道事業法に基づくものではありません)、能勢電鉄の直営です。週末にトロッコ列車が運転されています。乗車料金200円。

能勢妙見山

能勢妙見山(1) 能勢妙見山(2)

能勢妙見山。《いずれも2007年9月17日撮影》

 リフトを降りてから徒歩15分。日蓮宗の寺院で、正式には「無漏山真如寺境外仏道能勢妙見宮」。「能勢の妙見さん」として大阪庶民の信仰の対象として定着しており、江戸における大山のような存在でした。妙見山一帯のブナ林がみごと。

【URL】http://www.myoken.org/

2003年10月13日
2008年1月9日、写真を追加のうえ加筆修正

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