鶯の森駅を出ると、能勢電鉄は猪名川を渡り、トンネルを越えて皷滝駅に入ります。
皷滝駅は相対式ホーム2面2線から成る地平駅で、上りホームの妙見口方に駅舎と改札口があり、下りホームとの間は地下道で連絡しています。駅舎は木造モルタル平屋建てのコンパクトなもので、売店が入っていましたが、2007年5月かぎりで営業を終了しました。
滝山や鶯の森とは異なり、ホームや地下道の造作はかなり古い印象を受けます。乗り場案内の文字なども、30年近く前の阪急電車の標準フォントが使われており、時代をさかのぼったような印象を受けました。
駅の周辺には商店と住宅が並んでいます。駅の南側の斜面上にまで住宅開発が進んでいるため、岩にはりついたフジツボを連想させました。
駅近くにあった滝の名前から取られた駅名で、この鼓滝は30mの高さから落下して鼓のような音をたてたと言われ、「摂津名所図会」などにも掲載された名所だった
[1]といいます。
能勢電気軌道が能勢口(現・川西能勢口)-一ノ鳥居(現・一の鳥居)を開通させた際に設置された駅です。開業当初は「皷ヶ滝」と称しましたが、その後現在の「鼓滝」と改称されています(改称日確認中)。
コメント準備中。
2008年1月6日
ご意見、ご感想などは、脇坂健までお願いいたします。
Copyright ©1999-2008 Wakisaka Ken. All Rights Reserved.